5月の外食市場は2カ月ぶりに前年同月をクリア

日本フードサービス協会(JF)は2013年5月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価は前年並み、客数と売上高は前年をクリアした。今年売上高が前年をクリアしたのは3月に続いて2回目。

JFでは「全国的に上旬の気温は平年以下、下旬は平年以上と、この季節としては寒暖差の大きい地域が多かったが、北日本と沖縄・奄美を除きおおむね晴れの日が多く、GWや母の日以後も客足は好調」だったとしている。

事業所数(n=217)、店舗数(n=32,941)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 103.3% 101.2% 103.0% 100.3%

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価、客数、売上高とも前年をクリアした。

洋風は、客単価がやや上昇したが前年並み、客数はわずかに前年未達、売上高は前年をクリアした。

和風は、客単価がやや低下し、客数は2桁増、売上高も1割近くの増加。

麺類は、客単価がやや低下し、客数は2桁増、売上高も1割近くの増加。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価がやや低下し、客数、売上高は前年をクリアした。

事業所数(n=56)、店舗数(n=17,030)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 104.1% 102.5% 104.0% 100.1%
洋風 101.4% 99.7% 98.6% 102.8%
和風 109.8% 103.8% 115.1% 95.4%
麺類 109.6% 112.2% 111.0% 98.8%
持ち帰り米飯/回転寿司 102.1% 100.7% 103.7% 98.4%
その他 109.1% 102.8% 108.4% 100.7%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は、客単価、客数、売上高とも前年をクリアした。

洋風、和風、ほぼ前年並みに推移した。

焼き肉は、客単価がやや上昇したが前年並みで、客数、売上高は2桁増となった。

事業所数(n=59)、店舗数(n=10,946)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 103.1% 99.8% 101.6% 101.4%
洋風 101.1% 100.6% 100.3% 100.8%
和風 103.9% 97.5% 103.7% 100.2%
中華 101.7% 104.9% 102.1% 99.6%
焼き肉 113.9% 98.1% 111.4% 102.3%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価は前年並みで、客数、売上高は前年をクリアした。

居酒屋は、客単価がやや低下、客数、売上高とも前年未達となった。

事業所数(n=34)、店舗数(n=2,225)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 99.9% 99.5% 100.6% 99.3%
パブ・ビアホール 104.7% 99.8% 104.4% 100.3%
居酒屋 98.6% 99.4% 99.3% 99.4%

ディナーレストラン

ディナーレストランはほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=30)、店舗数(n=445)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 103.1% 100.0% 102.1% 100.9%

喫茶

喫茶はほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=17)、店舗数(n=1,931)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 102.0% 100.1% 100.4% 101.5%

その他

事業所数(n=21)、店舗数(n=364)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 106.0% 103.1% 107.1% 98.9%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/