輸入解禁の矢先のBSE発生

 厚生労働省の12月22日の発表によると、11月18日成田空港検疫所の輸入時検査で、ポーランド産牛に輸入条件である扁桃の除去が不十分なもの(冷凍舌3箱、52.05kg、丸紅が輸入)が確認されたということです。

 同省では同じ施設から出荷された貨物およびポーランド産牛舌の輸入手続きを停止。またポーランド政府に対し再発防止策等の詳細な調査を要請していたところ、12月11日、ポーランド政府より当該施設における対日輸出条件の理解不足が原因で生じたため、再発防止策を実施する旨の通知があったということです。

 ポーランドはBSE発生国で、2002年より輸入が禁止されていましたが、2014年8月付けで同国産牛肉および牛内臓肉の輸入を再開したところでした。これまでの輸入実績は9件、届出重量0.7t(2014年8月1日~2014年12月21日、速報値)でした。

 昨日は、昼が最も短くなる冬至の日と、月齢が0で月が見えなくなる新月の日が重なる日で、天文現象としては19年に一度起こる日でした。暦法上の朔と冬至が一致する場合は「朔旦冬至」と呼ぶそうです。

 この19年に一度の冬至は、太陽と月が最も力を失う瞬間、裏を返せば太陽と月が同時に恢復に向かう瞬間です。それで、古来世界各地で重要な祭りの日とされていたようです。

 この12月は何年ぶりかで忘年会の受注が好調と聞きます。景気と外食市場が同時に力を取り戻していく祝宴であってほしいものです。

 明日は12月24日。メリークリスマス。

※このコラムはメールマガジンで公開したものです。

齋藤訓之
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Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。公益財団法人流通経済研究所客員研究員。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。日本フードサービス学会会員。戸板女子短期大学食物栄養科非常勤講師。東京栄養食糧専門学校非常勤講師。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ →