イワシ千葉と鳥取主体に3割増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年5月第5週(5月27日〜6月2日)の概況より。
1日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ22%の減少。
1日平均取扱数量は総量990t(前週比88%、前年同期比78%)。

このうち鮮魚類は480t(前週比%、前年同期比84%)、冷凍魚類は224t(前週比115%、前年同期比67%)、塩干加工品は287t(前週比91%、前年同期比80%)。

日ごとの動き

5月27日(金) 週末の取引、雨市で買い気は低調。サバが2〜3割、カツオが1〜2割下落、アジは1〜2割続落、ブリは小安い、イワシは軟調、スルメは弱保合、メジは小動き。相場全体では小幅下落

5月28日(土) 休市前の取引、天候の回復で買い気が上向き、荷動きはおおむね良好。アジがしっかり、サバが小戻し、スルメは小幅上伸、カツオ、ブリは強保合、メジは小動き、イワシは保合。相場全体では強保合

5月30日(月) 週明けの取引、天気もよく買い気は順調。アジが1〜2割上伸、サバは弱保合、イワシは小甘い、スルメ、メジは小動き、カツオ、ブリは保合。相場全体では小動き

5月31日(火) 休市前の取引、月末で雨市のため買い気は低調。カツオが堅調、イワシはしっかり、アジは強保合、ブリは弱保合、メジは小甘い、スルメは保合。相場全体では強保合

6月2日(木) 休市明けの取引、月替わりで天候もよいため買い気は順調。スルメが2割、カツオが1割下落、サバは小安い、メジは小高い、イワシは堅調、アジは軟調、ブリは小動き。相場全体では小安い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が鳥取と新潟主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は中型が0.5割安、中小型が1.5割弱安。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は1割安。

イワシ 千葉と鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加し、価格は0.5割強安。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ34%減少し、価格は3割高。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は0.5割弱安。

主な水産物の市況(2022年5月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ42.610893各地16,7403,4091,9447781
海外3,7802,9302,7008277
メバチ297577各地※冷凍2,7001,2931,080100132
アジ41.79098長崎1,0806054329586
鳥取ほか中小7563862708782
サバ227966千葉54029221690130
イワシ23.812776千葉ほか5403411629399
スルメイカ6.86647石川1,51293364813094
冷スルメイカ2.1105117各地1,080-810--
サンマ1.794121各地解凍1,188-540--
カレイ13.768116北海道5403722709182
宮城ほかマコ5402922166580
北海道アカ54043232411047
北海道アサバ-----
ハマチ7.48256愛媛ほか野〆1,4041,3501,296100167
塩サケ23.5107122北海道トキ-----
北海道アキ918896864100151
タラ類6.27568岩手ほか648-432--
宮城ぶわ1,296-864--
カツオ41.67984千葉1,08047527096102
キンメダイ8.37598静岡ほか3,7801,6201,080100115
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/