ミニトマト、ふき、トマト増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年4月第4週（2024年4月5日〜2024年4月11日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,945t（前週比101％、前年同期比93％）。

日ごとの動き

前週比ではそらまめ、だいこん、キャベツ等が減少したが、ミニトマト、ふき、トマト等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比ではかぼちゃ、じゃがいも、ほうれんそう等が増加したが、ふき、そらまめ、きゅうり等が減少したため、7％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。千葉県・茨城県産は低温により生育が停滞しており、千葉県産は出荷ピークを迎えているものの、終盤となる神奈川県産の減少を補えるほどの全体量はない。荷動きはやや鈍化したものの数量が少なく、千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に北海道等から入荷したが、前週比10％の減少となった。徳島県産は降雨により出回りが少なくなっている。数量が少ないため不足が続いており、徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　神奈川県、愛知県等から順調に入荷したが、前週比10％の減少となった。千葉県・神奈川県・愛知県では、降雨や朝晩の低温により数量が不安定で、不足感が生じる日もあった。神奈川県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比7％の増加となった。茨城県産は数量がやや回復したものの、荷動きはやや鈍化し、価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、数量は回復傾向となっていることから、前週比22％の増加となった。高値により需要が減退したことから価格は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比増減なしとなった。荷動きはやや鈍化しており、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比3％の増加となった。太物中心の出回りで順調に入荷している。千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。荷動きはまずまず良好で、群馬県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比23％の増加となった。相場は下落傾向ではあるものの依然高めで、荷動きは鈍化している。熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から順調に入荷し、前週比18％の増加となった。数量は十分で荷動きは落ち着いている。茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　鹿児島県を中心に北海道等から入荷したが、前週比1％の微減となった。北海道産は終盤につき数量は少なめ。一方、鹿児島県産は前週は天候不良により入荷が少なかったが、今週は増量した。鹿児島県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　北海道は変わらずの入荷、静岡県産新たまねぎは終盤で減少傾向、佐賀県産は増量傾向となっており、前週比5％の増加となった。北海道産の価格は弱保合となった。

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/