カレイ2割増。ムキカキ5％減

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2024年2月第4週（2月23日〜2月29日）の概況より。
28日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ16％の減少。
1日平均取扱数量は総量892t（前週比88％、前年同期比75％）。

このうち鮮魚類は446t（前週比84％、前年同期比74％）、冷凍魚類は227t（前週比99％、前年同期比82％）、塩干加工品は219t（前週比87％、前年同期比72％）。

2月23日（金）　週末の取引、雨市で買い気は引き続き弱かった。アジが2〜4割上伸、サバは小甘く、スルメは弱保合、カツオとブリはともに小動き、イワシは保合った。相場全体では小動き。

2月24日（土）　休市前の取引、入荷が少なく、荷動きは順調。イワシが2〜3割、カツオは2割ともに上伸、サバは堅調、ブリはしっかり、アジは軟調な相場形成となった。相場全体では堅調。

2月26日（月）　週明けの取引、天候が回復傾向となり、買い気はまずまず。アジが1〜3割上伸、サバは続堅調、カツオは強保合、イワシは1割反落、スルメは小安く、ブリは区々。相場全体では区々。

2月27日（火）　休市前の取引、買い気は低調。アジが1〜2割続伸、ブリはしっかり、サバは強保合、イワシは1〜2割続落、スルメは小甘く、カツオは小動き。相場全体では小動き。

2月29日（木）　休市明けの取引、月末市の上、時化により入荷が少なく、買い気も振るわなかった。サバが2〜3割、ブリは1〜2割ともに下落、イワシは軟調、スルメは強保合、アジは区々。相場全体では軟調。

アジ　中型が高知、中小型が兵庫主体に入荷。数量は前週に比べ61％減少し、価格は中型が約2倍に上昇。

サバ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ23％減少し、価格は変わらず。

イワシ　岩手と鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ5％増加し、価格はわずかに上昇。

スルメイカ　富山主体に入荷。数量は前週に比べ33％減少し、価格は2割弱安。

カツオ　鹿児島と宮崎主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は1割弱高。

ムキカキ　5％減少し、三陸産の価格は1.5割強安。

主な水産物の市況（2024年2月第4週）

品目	1日平均上場数量（t）	前週比（％）	前年同期比（％）	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	中値前年同期比
マグロ	33.2	102	71	各地	生	19,440	6,159	2,376	107	119
				海外	生	8,640	5,050	2,700	128	127
メバチ	38.7	97	75	各地※	冷凍	2,700	1,105	788	100	89
アジ	14.3	39	35	高知	中	3,024	1,663	648	203	241
				兵庫	中小	-	2,160	-	-	320
サバ	24	77	80	千葉	−	1,188	454	324	100	100
イワシ	29.7	105	70	岩手ほか	−	756	410	324	103	118
スルメイカ	3.1	67	29	富山	−	2,160	1,242	972	81	108
冷スルメイカ	1.7	155	106	各地	−	2,160	-	1,944	-	-
サンマ	1	77	71	各地	解凍	1,620	-	864	-	-
カレイ	16.3	121	127	北海道	マ	756	716	432	110	133
				青森ほか	マコ	1,080	824	648	124	153
				北海道	アカ	972	792	432	100	138
				北海道	アサバ	864	608	216	121	211
ハマチ	28.2	87	193	愛媛ほか	野〆	1,080	1,026	972	100	66
塩サケ	18	83	79	北海道	トキ	-	-	-	-	-
				北海道	アキ	972	918	864	100	81
タラ類	17.3	86	84	岩手ほか	生	1,080	-	216	-	-
				宮城	ぶわ	-	-	-	-	-
カツオ	21.2	102	166	鹿児島ほか	−	1,944	864	432	108	129
キンメダイ	3.7	61	29	千葉ほか	−	4,320	2,376	1,404	131	112
ムキカキ	13.1	95	115	三陸	−	4,320	2,452	1,080	83	89
				各地	−	2,160	-	1,080	-	-

「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格（高値、中値、安値）の単位はkg／円。
東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/