ピーマン、レタス、かぶなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年11月第1週（11月3日〜11月9日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,337t（前週比101％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、たまねぎ、さといも等が減少したが、ピーマン、レタス、かぶ等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比ではほうれんそう、ピーマン、ブロッコリー等が増加したが、かぼちゃ、たまねぎ、さといも等が減少したため、10％の減少となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で3％の増加となった。量販店特売があるものの、生育順調で全体量は潤沢なことから相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県、北海道等から入荷したが、前年同期比で27％の減少となった。千葉県産の価格は前年同期比で強保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前年同期比で10％の減少となった。群馬県産はほぼ終了し、神奈川県、愛知県産が漸増、千葉県産は横ばいながら順調に入荷している。荷動きはよく、千葉県産の価格は前年同期比で強保合となった。

レタス　茨城県を中心に入荷した。後続の静岡県、兵庫県、香川県産が少量ながら漸増し、前週比で23％の増加となった。全体量は十分なことから相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前年同期比で4％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、関東産は出荷ピークであることから前週比で10％の増加となった。潤沢な入荷量であることから相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　秋田県、北海道等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。先週に続き高値を引きずっていることから荷動きは鈍く、秋田県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前年同期比で20％の減少となった。熊本県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷し、茨城県産が出荷ピークであることから前週比で28％の増加となった。全体量は潤沢なことから相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、品質低下と発芽が多く、選果に手間取っていることから出回りが少なく、前週比で6％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、夏場の高温で作柄が悪く出回りが少ないことから、前週比で20％の減少となった。北海道産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年11月第1週）