タラ81%増、カレイ76%増

2023年11月第5週(10月27日〜11月2日)

タラ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年11月第5週(10月27日〜11月2日)の概況より。
1日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,195t(前週比108%、前年同期比98%)。

このうち鮮魚類は595t(前週比95%、前年同期比102%)、冷凍魚類は321t(前週比138%、前年同期比94%)、塩干加工品は279t(前週比113%、前年同期比96%)。

日ごとの動き

10月27日(金) 週末の取引、買い気はやや上向き。サンマが小反落、メジは軟調、サバは小甘く、アジは弱保合、スルメは1〜2割反発し、カツオは続堅調、イワシとブリはともに保合った。相場全体では小安い

10月28日(土) 休市前の取引、買い一服で荷動きは振るわなかった。カツオが2〜3割上伸し、サバとブリはともに1〜2割上伸、スルメは堅調、メジは強保合、サンマは軟調、アジは小動き、イワシは保合。相場全体では反発

10月30日(月) 週明けの取引、買い気はおおむね順調。イワシが5〜6割、アジは3〜5割ともに上伸、カツオは1〜3割続伸、スルメは続堅調、サバはしっかり、ブリは強保合。相場全体では続伸

10月31日(火) 休市前の取引、月末市で買い気は低調。アジが5〜6割続伸し、スルメは1〜2割上伸、サンマは小反発、カツオは堅調、メジは3割下落し、イワシは1〜2割反落、サバは保合った。相場全体では続伸

11月2日(木) 休市明けの取引、買い気はいまひとつ。サバとカツオがともに2〜3割下落し、アジとスルメはそれぞれ1〜3割反落、急増したサンマは軟調な相場形成、イワシは1〜3割反発し、メジも反発、ブリは堅調。相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が鳥取、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少し、価格は中型が1.5割弱高、中小型が4.5割弱高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格はわずかに上昇

イワシ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ43%減少し、価格は約1.6倍。

スルメイカ 青森と鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は0.5割強高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ53%減少し、価格は約1.7倍。

サンマ 岩手と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、生の価格はわずかに下落

ムキカキ 23%増加し、三陸産の価格はわずかに下落

主な水産物の市況(2023年11月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ41.4100117各地10,8005,7442,16097101
海外6,4804,5074,3209697
メバチ45.983106各地※冷凍3,2409716489971
アジ44.884103鳥取1,51256227011395
千葉中小756540270143123
サバ20.98293宮城1,080443216103100
イワシ9.457101青森1,404562324162108
スルメイカ7.17276青森ほか1,6201,296972107111
冷スルメイカ1.913666各地1,080-810--
サンマ25.99372岩手ほか7,5601,16675698138
各地解凍-1,296-100-
カレイ10.217686北海道97285464899155
青森ほかマコ1,296972540106164
北海道アカ1,08087564891123
北海道アサバ1,080756432-156
ハマチ11.2100140愛媛ほか野〆1,2961,1991,0809977
塩サケ28.2140100北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100100
タラ類19.618179岩手ほか1,188-756--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ17.347132宮城3,2401,145540166100
キンメダイ8.4120122東京ほか4,6441,9871,0809294
ムキカキ6.512377三陸3,7802,6551,4049794
各地2,808-1,188--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/