サンマ3割増、1.5割強高

2023年9月第3週(9月15日〜9月21日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年9月第3週(9月15日〜9月21日)の概況より。
18日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,044t(前週比109%、前年同期比102%)。

このうち鮮魚類は560t(前週比109%、前年同期比107%)、冷凍魚類は229t(前週比116%、前年同期比111%)、塩干加工品は255t(前週比105%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

9月15日(金) 週末の取引、買い気はおおむね順調。サンマが2割、ブリは1割ともに上伸、メジは堅調、イワシはしっかり、アジは強保合、サバは2〜3割下落、カツオは小甘い、スルメは保合った。

9月16日(土) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。ブリが小幅ながら続伸、イワシは小高く、アジは堅調、スルメとメジはともに強保合、サバとカツオはともに軟調、サンマは小動き。相場全体ではしっかり

9月19日(火) 連休明けの取引、買い気はいまひとつ。サンマが1〜2割、スルメは1割ともに下落、カツオは続軟調、ブリは小甘く、サバは弱保合、アジは2割上伸、イワシ保合。相場全体では軟調

9月20日(水) 水曜開市日の取引、買い気はやや弱め。カツオがしっかり、スルメは強保合、サンマは小幅ながら続伸、イワシは小甘い、サバとブリはともに保合、アジは小動き。相場全体では小動き

9月21日(木) 休市明けの取引、買い気は依然弱かった。サンマが4〜5割反発、メジは2〜3割上伸、スルメは小高く、サバは堅調、アジは強保合、カツオは軟調、イワシとブリはともに保合った。相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ25%増加し、価格は中型が3割強安、中小型が0.5割弱安。

サバ 宮城と富山主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は1割強安。

イワシ 北海道と愛知主体に入荷。数量は前週に比べ20%減少し、価格は1割安。

スルメイカ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は0.5割弱安。

カツオ 長崎と鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は1割安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ30%増加し、価格は1.5割強高。

主な水産物の市況(2023年9月第3週)

数量同期比同期比
マグロ37.3115124各地15,6607,8412,16094125-
海外8,6405,3723,240102110-
メバチ46.8102115各地※冷凍3,0249786489973-
アジ45.1125128長崎1,4046053246889160-200g/尾
千葉中小75648643296113100-110g/尾
サバ22.2108103宮城ほか81038921688777-10入/5kg
イワシ11.480187北海道ほか1,2964003249011450-100g/尾
スルメイカ7.79681鳥取1,7281,3318649610320-25入/5kg
冷スルメイカ18328各地1,080-810---
サンマ29.113078北海道6,4801,404756116102110-120g/尾
各地解凍-1,296-100--
カレイ11.29297北海道75664854090114-
青森ほかマコ2,1601,188432122220-
北海道アカ86475654097102-
北海道アサバ1,08050832484141-
ハマチ10.8115107愛媛ほか野〆1,2961,2261,13499785-6kg/尾
塩サケ26110110北海道トキ------
北海道アキ1,0801,026972100--
タラ類5.39865岩手ほか------
宮城ぶわ1,620-1,512--4-7枚入/5kg
カツオ36.4114298長崎ほか3,45658343290383-5kg/尾
キンメダイ11.4204326東京ほか4,9682,05264890890.5-1.5kg/尾
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/