木曜日は買い気がやや上向き

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年3月第4週（3月24日〜3月30日）の概況より。
29日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4％の減少。
1日平均取扱数量は総量1,056t（前週比95％、前年同期比97％）。

このうち鮮魚類は573t（前週比96％、前年同期比96％）、冷凍魚類は236t（前週比109％、前年同期比125％）、塩干加工品は247t（前週比83％、前年同期比82％）。

日ごとの動き

3月24日（金）　週末の取引、天候の悪化で買い気は低調。アジが2〜3割反落、メジが2割下落、サバは小幅続落、スルメは軟調、イワシは小反発、ブリは区々、カツオは小動き。相場全体では小安い。

3月25日（土）　休市前の取引、入荷は少なかったものの、雨市で買い気は振るわず。メジが4割、アジが2割、サバが1〜2割反発、ブリは1〜2割上伸、カツオは1〜2割、スルメは1割下落、イワシは小反落。相場全体では区々。

3月27日（月）　休市明けの取引、天候も回復し買い気は上向き。カツオが1〜3割反発、ブリは堅調、イワシ、スルメは強保合、サバは軟調、アジ、メジは保合。相場全体では強保合。

3月28日（火）　休市前の取引、買い気は振るわず。アジが1〜2割上伸、メジはおおむね上伸、カツオは堅調、ブリは1〜3割、サバは2割下落、イワシ、スルメは弱保合。相場全体では区々。

3月30日（木）　休市明けの取引、買い気はやや上向き。アジが1〜2割反落、スルメは小安い、カツオは軟調、サバは弱保合、メジは小動き、イワシ、ブリは保合。相場全体では小安い。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が鹿児島と京都主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が2割安。

サバ　富山主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は0.5割強安。

イワシ　鳥取主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は0.5割強高。

スルメイカ　山口主体に入荷。数量は前週に比べ28％増加し、価格は1.5割強安。

カツオ　鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ33％増加し、価格は3割強安。

ムキカキ　17％減少し、三陸産の価格は2.5割強安。

主な水産物の市況（2023年3月第4週）