いちご5倍増。荷動きやや鈍い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年1月第1週（12月30日〜1月5日）の概況より。
開市日数は、今週1日、前週6日、前年2日。
1日平均入荷量は総量1,836t（前週比81％、前年同期比114％）。

日ごとの動き

前週比ではいちご、りんご等が増加したが、みかん、アールスメロン、キウイ等が減少したため、19％の減少となった。

前年同期比ではきんかん、ポンカン、みかん等が減少したが、キウイ、いちご、りんご等が増加したため、14％の増加となった。

市況は、前週比で弱保合、前年同期比で強含みとなった。

入荷数量の前週比は、前週の開市日数は6日、今週の開市日数は初市の1日のみであるため、大幅に変動している。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前年同期比26％の減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県等から入荷したが、前年同期比50％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

いよかん　愛媛県等から入荷したが、前年同期比22％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比29％の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は強保合、「王林」は弱保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷し、前週比500％の大幅な増加となった。昨年末は寒波の影響により出荷が減っていたものの、年明けに出荷量が回復してきたことから荷動きはやや鈍く、佐賀県産「いちごさん」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比39％の大幅な減少となった。初荷は引き合いが強く、相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年1月第1週）