じゃがいも微増、荷動き鈍い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年10月第4週（10月21日〜10月27日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,533t（前週比99％、前年同期比96％）。

日ごとの動き

前週比ではだいこん、かぼちゃ、さといも等が増加したが、なす、ミニトマト、きゅうり等が減少し、1％の微減となった。

前年同期比ではたまねぎ、ほうれんそう、だいこん等が増加したが、ミニトマト、はくさい、ピーマン等が減少し、4％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県、千葉県等から入荷し、青森産の残量がある中で千葉県産・茨城県産が増量して、前週比17％の増加となった。全体量多く相場は下落傾向で、青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、青森県産が増量して、前週比5％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に長野県等から入荷し、前週比4％の増加となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

はくさい　長野県を中心に入荷したが、前週比8％の減少となった。気温低く需要はあるものの、全体量は多めで、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比で9％の増加となった。全体量は潤沢にあり、群馬県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。荷動きは鈍い一方で、全体量は多くなく、群馬県産の価格は保合となった。

トマト　北海道、千葉県等から入荷したが、北海道産・東北産がピークを過ぎて減少し、前週比14％の減少となった。高値のため需要は減退し、北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、岩手県産・福島県産が終盤で減少し、前週比6％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比1％の微増となった。荷動きは鈍く、相場は安値のままで、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で増減なしとなった。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年10月第4週）