ムキカキ微増、三陸産1割弱高

2022年10月第4週(10月21日〜10月27日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年10月第4週(10月21日〜10月27日)の概況より。
26日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,098t(前週比97%、前年同期比91%)。

このうち鮮魚類は599t(前週比99%、前年同期比93%)、冷凍魚類は218t(前週比94%、前年同期比100%)、塩干加工品は282t(前週比98%、前年同期比82%)。

日ごとの動き

10月21日(金) 週末の取引、入荷が減少し、荷動きはやや回復。イワシが2〜3割下落、アジは小甘い、サンマは1〜2割反発、ブリは小反発、カツオ、メジは堅調、サバはしっかり、スルメは強保合。相場全体では堅調

10月22日(土) 休市前の取引、全般に入荷水準が低い中、休み前や好天で買い気が上向き荷動きはおおむね良好。アジ、イワシが反発、カツオが続堅調、サンマ、ブリ、メジは小反落、サバは弱保合、スルメは小幅下落。相場全体では区々

10月24日(月) 週明けの取引、天候が下り坂で買い気は弱め。ブリが1割反発、イワシは小幅続伸、サンマは堅調、サバはしっかり、アジは2〜3割反落、カツオは2〜3割下落、メジは弱保合、スルメは小動き。相場全体では区々

10月25日(火) 休市前の取引、荷動きはよくなかった。イワシが4〜5割、ブリが2割続伸、アジは1〜2割反発、スルメは堅調、メジは1〜2割下落、カツオ、サンマは小動き、サバは保合。相場全体では堅調

10月27日(木) 休市明けの取引、順調な入荷で荷動きはいまひとつ。カツオが3〜5割、スルメが1割上伸、サバは堅調、アジ、メジは強保合、イワシは2〜3割反落、サンマは軟調、ブリは弱保合。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が三重と山口主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は中型が7割高、中小型が2割強安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は1割強高。

イワシ 愛知主体に入荷。数量は前週に比べ40%減少し、価格は0.5割高。

スルメイカ 北海道と青森主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は1割弱安。

カツオ 鹿児島と高知主体に入荷。数量は前週に比べ29%減少し、価格はわずかに下落

サンマ 岩手と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格はほぼ変わらず。

ムキカキ わずかに増加し、三陸産の価格は1割弱高。

主な水産物の市況(2022年10月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ40.110497各地22,6806,7022,160120116
海外7,5604,7693,456111129
メバチ48.4115121各地※冷凍2,7001,3601,13481116
アジ47.6104151長崎1,0801,062324170126
三重ほか中小5404713787987
サバ24.810494宮城97242127011187
イワシ116085愛知1,188410216105125
スルメイカ6.89367北海道ほか1,6201,26686492100
冷スルメイカ4.5107180各地1,080-810--
サンマ38.985147岩手ほか5,4009296489968
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ14.1124174北海道5404263247566
宮城ほかマコ1,296-270--
北海道アカ9727455409369
北海道アサバ6483782708458
ハマチ7.89568愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100116
塩サケ21.410470北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,0801,026972100136
タラ類2211880岩手ほか1,404-216--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ117151鹿児島ほか3,0241,06943297141
キンメダイ6.6174147東京ほか4,3202,1601,080100119
ムキカキ7.910381三陸4,1042,4881,188108120
各地2,8082,3981,080--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/