木曜日は雨市で買い気は低調

2022年10月第1週(9月30日〜10月6日)

豊洲(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年10月第1週(9月30日〜10月6日)の概況より。
5日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,208t(前週比110%、前年同期比88%)。

このうち鮮魚類は596t(前年同期比89%)、冷凍魚類は286t(前週比139%、前年同期比89%)、塩干加工品は326t(前週比110%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

9月30日(金) 週末の取引、入荷増で買い気は弱まった。アジが1〜2割続落、サバ、サンマが小幅続落、カツオは小安い、スルメは軟調、メジは小甘い、イワシはしっかり、ブリは小動き。相場全体では小幅続落

10月1日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。スルメが1〜2割上伸、メジは堅調、ブリはしっかり、イワシが強保合、カツオ、サンマは1〜2割続落、サバは小幅続落、アジは軟調。相場全体では区々

10月3日(月) 週明けの取引、荷動きは順調。カツオが2〜3割反発、ブリは小高い、サンマは1割続落、スルメは小幅続落、メジは軟調、アジは弱保合、サバ、イワシは保合。相場全体では小動き

10月4日(火) 休市前の取引、買い気は振るわず。スルメが1〜2割反発、イワシはしっかり、サバは強保合、カツオは2〜3割反落、ブリは小反落、メジは続軟調、サンマは区々、アジは弱保合。相場全体では区々

10月6日(木) 休市明けの取引、雨市で買い気は低調。イワシが3〜4割、アジが2〜3割上伸、カツオは1〜2割反発、ブリは堅調、メジはしっかり、サバは小幅下落、サンマは小動き、スルメは強保合。相場全体では上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は中型が3割弱安、中小型が2割弱安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は2.5割安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ45%減少し、価格は2.5割安。

スルメイカ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は2割強安。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加し、価格は2割安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ約2倍に増加し、価格は4割強安。

主な水産物の市況(2022年10月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ35.49078各地12,9605,9362,70094191
海外7,5604,3982,26884123
メバチ39.48496各地※冷凍2,7001,3541,134101116
アジ53.99689長崎64841021671105
石川中小64841121682105
サバ30.6114120宮城1,0803242167570
イワシ7.75593北海道1,5123242167553
スルメイカ11.810460北海道1,2961,00775679106
冷スルメイカ3.176119各地1,080-810--
サンマ49.6197105北海道ほか5,40083254059123
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ12.3143189北海道6484863788798
宮城ほかマコ1,404-324--
北海道アカ8646914327561
北海道アサバ54040437810760
ハマチ7.29675愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100118
塩サケ34.9140132北海道トキ4,5363,8663,24089-
北海道アキ1,0801,026972-173
タラ類11.913476岩手ほか1,350-702--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ2511650鹿児島2,70071332480165
キンメダイ6.8262145静岡ほか5,4002,1601,08067123
ムキカキ1.650三陸6,2643,2221,944-139
各地3,0242,8081,620--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/