イワシ、カツオ増。千葉主体

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年5月第2週(5月6日〜5月12日)の概況より。
11日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,346t(前週比96%、前年同期比113%)。

このうち鮮魚類は721t(前週比%、前年同期比117%)、冷凍魚類は286t(前週比93%、前年同期比118%)、塩干加工品は340t(前週比81%、前年同期比101%)。

日ごとの動き

5月6日(金) 連休明けで買い気は順調。アジが半値以下に急反落、カツオが4〜5割急落、ブリが2〜3割反落、メジは軟調、イワシは小甘い、スルメは区々、サバは保合。相場全体では下落

5月7日(土) 連休前からの高値続きの反動で、相場はほぼ全面安の展開。アジ、イワシが2〜3割続落、カツオ、ブリが小幅続落、サバの下げ足は早まり、スルメは弱保合。相場全体では続落

5月9日(月) 休市明けの取引、天候の悪化で買い気は低調。ブリが小反発、カツオは堅調、スルメは強保合、メジは軟調、サバは弱保合、イワシが小動き、アジは保合。相場全体では小動き

5月10日(火) 休市前で入荷が減り、荷動きは幾分上向き。アジ、イワシが2割、サバが1〜2割下落、メジは弱保合、ブリは小幅続伸、スルメは堅調、カツオは保合。相場全体では軟調

5月12日(木) 休市明けの取引、入荷増と天候の悪化予報で買い気は低調。アジが2〜3割反発、ブリは堅調、イワシはしっかり、スルメ、カツオは1〜2割下落、メジは軟調、サバは保合。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が高知主体に入荷。数量は前週に比べ156%増加し、価格は中型が6.5割強安、中小型が3.5割強安。

サバ 長崎主体に入荷。数量は前週に比べ50%増加し、価格は4割弱安。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加し、価格は3.5割安。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は3.5割強安。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ134%増加し、価格は5割強安。

主な水産物の市況(2022年5月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ58.7100128各地10,0443,2741,6209689
海外5,1843,9122,70098111
メバチ66.9181148各地※冷凍3,0241,2741,026100137
アジ72256119長崎1,4044542703387
高知中小75651843264137
サバ25.415090長崎86437821661167
イワシ22.911178千葉64825916265125
スルメイカ12.394205富山1,5126615406466
冷スルメイカ2.43792各地1,080810
サンマ280133各地解凍1,188540
カレイ15.367111北海道540468324104117
宮城ほかマコ648648270141218
北海道アカ54043232410062
北海道アサバ540118
ハマチ12.274103愛媛ほか野〆1,4041,3501,296100167
塩サケ1971129北海道トキ
北海道アキ918896864100151
タラ類882114岩手ほか756432
宮城ぶわ1,404864
カツオ55234152千葉1,40449727049135
キンメダイ11196122静岡ほか4,3201,685972100104
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/