各作物減少で入荷量は2割減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年3月第3週（3月18日〜3月24日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年4日。
1日平均入荷量は総量1,040t（前週比80％、前年同期比66％）。

日ごとの動き

前週比では、いよかん、はっさく、みかんなどが減少したため、20％の減少となった。

前年同期比では、いよかん、せとかなどが増加したが、はっさく、キウイ、清見などが減少したため、34％の大幅な減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に香川県等から入荷したが、入荷量は減少傾向にあり、前週比42％の大幅な減少となった。荷動きはよく引き合いも強く、静岡県産の価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。入荷量が少なく引き合いは強いことから、熊本県産の価格は強保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比54％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷したが、前週比46％の大幅な減少となった。和歌山県産の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷したが、前週比26％の減少となった。小玉の引き合いは強く荷動きはよくなってきており、熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に入荷したが、前週比38％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比25％の減少となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比12％の減少となった。価格は青森県産「ふじ」が保合、「王林」は強含みとなった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、2番果が終盤に入り3番果の出荷がはじまり、前週比27％の減少となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産いちごさん」、静岡県産「紅ほっぺ」は弱含み、福岡県産「あまおう」は弱保合の価格となった。

アールスメロン　静岡県を中心に高知県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。和歌山県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年3月第3週）