まん防以降アールスの引き弱い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年1月第4週（1月21日〜1月27日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,752t（前週比111％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではアールスメロン、ポンカン、はっさくなどが減少したが、キウイ、きんかん、不知火などが増加したため、11％の増加となった。

前年同期比ではポンカン、きんかんなどが増加したが、いちご、りんご、アールスメロンなどが減少したため、8％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比10％の増加となった。静岡県産普通の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷し、前週比2％の増加となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。和歌山県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比26％の増加となった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比44％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比6％の増加となった。荷動きは鈍く、価格は青森県産「ふじ」は保合、「王林」は弱含みとなった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷し、前週比13％の増加となった。引き合いはあるものの荷動きはやや鈍く、価格は栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」、静岡県産「紅ほっぺ」は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。「まん延防止等重点措置」の適用以降、引き合いは弱く荷動きは鈍くなっているため、静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比49％の大幅な増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年1月第4週）