キウイが福岡産中心に大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年12月第4週（12月25日〜12月29日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週5日、前年3日。

1日平均入荷量は総量2,832t（前週比108％、前年同期比141％）。

前週比では、西洋なし、不知火、かきなどが減少したが、キウイ、みかん、りんごなどが増加したため、8％の増加となった。

前年同期比では、西洋なし、不知火が減少したが、いちご、アールスメロン、みかんなどが増加したため、41％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比で13％の増加となった。荷動きは鈍く、愛媛県産普通の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県、佐賀県等から入荷したが、前週比54％の大幅な減少となった。年末需要で荷動きは良好で、熊本県産の価格は強保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比12％の増加となった。青森県産「ふじ」、青森県産「王林」の価格はともに強保合となった。

西洋なし　山形県を中心に新潟県等から入荷したが、山形県産「ラ・フランス」の出荷がほぼ終了となり、前週比76％の大幅な減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合、福岡県産「あまおう」の価格は強保合、佐賀県産「さがほのか」の価格は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷し、前週比7％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　福岡県を中心に入荷し、前週比71％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

ほしがき　長野県を中心に福島県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。長野県産「市田」、福島県産「アンポ」の価格はともに保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2020年12月第4週）