「グルテンフリー」表示についてのFDA最終規則が発効

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.17(2014.08.20)を発表した。

注目記事

【MHRA】ロンドンの男性が危険なハーブ勃起薬販売で16週間の刑

 英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA:Medicines and Healthcare products Regulatory Agency)によると、58才の男性が処方薬シアリスの有効成分のタダラフィルを最大量の4倍含む未承認勃起不全治療薬「Xiao Ping Yan」を販売したことで16週間の刑が言い渡された。

 2009年以降繰り返し警告されており、当時、ハーブ製品として販売していた偽造品には4倍量のタダラフィルと販売が禁止されている痩身用のシブトラミンが含まれていた。また2010年には、タダラフィルを含む錠剤“Herbal Viagra”を中国から持ち込み、空港で差し押さえられている。

【ANSES】「農薬 健康影響」についてのANSESの意見

 フランス国立保健医学研究機構(French National Institute for Health and Medical Research:INSERM)が農薬暴露によるヒト健康影響についての文献レビューを行い、その評価をフランス食品・環境・労働衛生安全庁(ANSES:Agence Nationale de Securite Sanitaire de L’alimentation, de L’environnement et du Travail)に依頼した。

 INSERMがヒト健康影響と中程度から強い関連があると報告した化合物の多くは、既に禁止されているDDTやトキサフェンなどの有機塩素系農薬、並びにテルブホスやプロポクスルなどのコリンエステラーゼ阻害の殺虫剤であったため、本報告ではEUで認可されている化合物(クロルピリホス、マンコゼブ/マネブ、2,4-D、MCPDおよびメコプロップ、グリホサート)のみを対象にした。

 INSERMの報告は疫学研究の系統的レビュー。最も重要で複雑なのは暴露量についての推定である。同じ発表論文をもとにしたレビューでもEFSAとINSERMで若干の解釈の違いが生じている。文献の採用基準に違いがある

【FDA】「グルテンフリー」表示にはFDAの定義を満たす必要

 米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)は、2013年8月に発表したグルテンフリー表示についての最終規則が、1年の移行期間を経て、2014年8月5日からすべての食品を対象に発効する。

 グルテンは、小麦、ライ麦、大麦等に天然に含まれるタンパク質の混合物である。米国には300万人程度のセリアック病(グルテンに対する免疫反応から起こる自己免疫疾患)患者がおり、グルテンに対する生体防御反応により小腸内膜の傷害を生じる。

 FDAの新規則では、「グルテンフリー」「グルテンなし」「ノーグルテン」などの表示がある食品のグルテン濃度は20ppm以下でなければならない。

(注目記事のまとめ:FoodWatchJapan編集部)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html

食品安全情報(化学物質)No.17(2014.08.20)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2014/foodinfo201417c.pdf

今号の目次

【EC】
1. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. EFSA @ ESOF 2014:動画

【MHRA】
1. プレスリリース:ロンドンの男性が危険なスーパー強力「ハーブ」勃起薬を繰り返し販売したことで16週間の刑

【HSE】
1. 農業/園芸/美観用農薬使用についてのFAQ

【BfR】
1. 食品中の残留塩素酸の健康評価についてのBfRの助言
2. 実験動物の痛みや苦痛を評価する
3. 第15回BfR消費者保護フォーラム「日々の生活の中のアルミニウム:健康リスクか?食品、化粧品、その他消費者製品からのアルミニウムの摂取」のお知らせ

【ANSES】
1. INSERM専門家集団評価報告書「農薬 健康影響」についてのANSESの意見

【FDA】
1. グルテンフリーと表示している食品は今後FDAの定義を満たさなければならない
2. 公示
3. Regeneca Worldwide, A Division Of Vivaceuticals社はRegenESlim食欲コントロールカプセルを健康リスクとなる可能性のあるDMAAを含むため自主回収
4. 警告文書
5. 消費者向け情報:ルーピンと呼ばれる豆へのアレルギーについて:あなたが知るべきこと

【FSANZ】
1. 健康強調表示の不調和を修正するための変更案に意見募集

【TGA】
1. 安全性助言

【MPI】
1. マヌカハニーガイド発表

【香港政府ニュース】
1. ピスタチオ警告発表
2. 豚肉検体は安全性検査に不合格
3. 野菜監視は効果がある

【MFDS】
1. 参考資料 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. ベンゾピレン基準を超過して検出された「香味油」製品の回収措置
3. 健康機能食品、安全管理は強化し、規制は合理化する
4. 無登録施設で製造された食品添加物を用いた混合飲料の回収措置

【その他】
・(EurekAlert)アフリカの調理器具から溶出した鉛が食品を汚染する
・その他論文の書誌事項