全体2019年比7.7%増

2023年/年間

日本フードサービス協会(JF)は外食産業市場動向調査2023年年間結果を発表した。全体の売上高は114.1%と2桁の拡大。客単価は際立って上昇したが、客数は106.3%と増加。

 すべての業種・業態で売上高は前年を上回った。すべての業種・業態で客数が前年を上回り、すべての業種・業態で客単価が上昇した。パブ・ビアホールと喫茶の客単価上昇幅は2桁となった。

 JFによる概況は以下のとおり。

コロナ禍4年目となった2023年は、1月にはコロナ第8波があったものの、3月に「マスク着用の緩和」、5月には新型コロナ感染症の感染症法上の位置づけを「5類」に移行(以下、「5類」移行)など、コロナによる行動制限が緩和から解除へと進み、社会経済環境は「ポストコロナ」へ移行した。人流が戻り、年間を通して外食需要の回復基調が継続したことで、全体売上は前年比114.1%、2019年比(以下19年比)107.7%となった。4月に入国規制などの水際対策が終了し、訪日外国人数が回復してインバウンド需要が拡大したことも売上増の一因となっている。■ただ売上の回復傾向は続いているものの、「客単価の上昇」(全体前年比107.3%)によるところが大きく、「客数」についてはまだ19年の水準まで回復していないと推定される(全体19年比90.9%※))。また「人手不足の常態化」など、外食産業を取り巻く環境は、「ポストコロナ」となっても依然厳しい状況が続いている。■※時系列の結果表からの推定値。【客数前年比】20年前年比×21年前年比×22年前年比×23年前年比。

売上高と店舗数の伸び率推移(前年比。〜2023年)

売上高と店舗数の伸び率推移(前年比。〜2023年)
外食産業市場動向調査2023年年間データ
売上高(前年比)店舗数(前年比)客数(前年比)客単価(前年比)
全体114.1%98.9%106.3%107.3%
ファストフード合計110.4%99.8%103.8%106.4%
洋風108.5%100.8%100.4%108.0%
和風114.3%99.8%108.5%105.4%
麺類116.3%98.8%107.0%108.7%
持ち帰り米飯/回転寿司106.3%99.0%100.2%106.1%
その他113.3%100.0%106.9%105.9%
ファミリーレストラン合計117.5%98.6%111.2%105.7%
洋風117.5%98.1%112.2%104.7%
和風118.5%98.2%109.8%107.9%
中華115.4%101.1%109.9%105.0%
焼肉118.0%99.0%109.3%108.0%
パブ/居酒屋合計134.9%91.2%124.0%108.8%
パブ・ビアホール140.2%94.8%125.5%111.7%
居酒屋132.3%90.3%123.1%107.5%
ディナーレストラン(計)122.7%94.7%116.5%105.3%
喫茶(計)120.6%100.2%109.3%110.4%
その他(計)117.5%98.8%110.3%106.6%

凡例:10%以上のプラス5%以上のプラス前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)5%以上のマイナス10%以上のマイナス

※前年同月比は税抜比較で行っている。

※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。

ファストフード

ファストフード全体の客単価は際立って上昇したが、客数は103.8%と前年同月を上回った。売上高は110.4%と2桁の拡大。

洋風ファストフードは、客単価は際立って上昇しながら、客数は100.4%と前年並み。売上高は108.5%と拡大。

和風ファストフードは、客単価は際立って上昇したが、客数は108.5%と増加。売上高は114.3%と2桁の拡大。

麺類ファストフードは、客単価は際立って上昇したが、客数は107.0%と増加。売上高は116.3%と2桁の拡大。

持ち帰り米飯/回転寿司ファストフードは、客単価は際立って上昇しながら、客数は100.2%と前年並み。売上高は106.3%と拡大。

その他ファストフードは、客単価は際立って上昇したが、客数は106.9%と増加。売上高は113.3%と2桁の拡大。

ファミリーレストラン

ファミリーレストラン全体の客単価は際立って上昇したが、客数は111.2%と2桁の大幅増。売上高は117.5%と2桁の拡大。

洋風ファミリーレストランは、客単価は上昇したが、客数は112.2%と2桁の大幅増。売上高は117.5%と2桁の拡大。

和風ファミリーレストランは、客単価は際立って上昇したが、客数は109.8%と増加。売上高は118.5%と2桁の拡大。

中華ファミリーレストランは、客単価は際立って上昇したが、客数は109.9%と増加。売上高は115.4%と2桁の拡大。

焼肉ファミリーレストランは、客単価は際立って上昇したが、客数は109.3%と増加。売上高は118.0%と2桁の拡大。

パブ・居酒屋

パブ/居酒屋全体の客単価は際立って上昇したが、客数は124.0%と2桁の大幅増。売上高は134.9%と2桁の拡大。

パブ・ビアホールは、客単価は2桁アップと大幅に上昇したが、客数は125.5%と2桁の大幅増。売上高は140.2%と2桁の拡大。

居酒屋は、客単価は際立って上昇したが、客数は123.1%と2桁の大幅増。売上高は132.3%と2桁の拡大。

ディナーレストラン

ディナーレストラン全体は、客単価は際立って上昇したが、客数は116.5%と2桁の大幅増。売上高は122.7%と2桁の拡大。

喫茶

喫茶全体は、客単価は2桁アップと大幅に上昇したが、客数は109.3%と増加。売上高は120.6%と2桁の拡大。

その他の業態

その他全体は、客単価は際立って上昇したが、客数は110.3%と2桁の大幅増。売上高は117.5%と2桁の拡大。

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html