凍り豆腐の含め煮のキット
大豆変身物語

便利になった凍り豆腐

凍り豆腐は、寒冷な気候の各地でそれぞれ独自に誕生したに違いない。栄養価も高く、最近は水に溶いた粉末だしに入れてレンジにかけるだけで食べられる手軽な製品もある。
フェノールの構造式(左)とポリフェノールの分類
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イソフラボンと環境ホルモン

ダイズは、イソフラボンという物質を含んでいる。これは女性ホルモンに似た作用があるため、かつて“環境ホルモン騒動”が起こったときには一緒に心配された。しかし食品として普通に摂れば心配無用。ただし、サプリメントや健康食品の場合には配慮が必要だ。
油揚げのよさの一つは、袋として食材を包み込める点にある
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おふくろの味「油揚げ」

油揚げの形は、ユニークな袋状である。そのまま食べてもよいが、さまざまな食材を包み込むバツグンの包容力を有している。この食材こそが、新世紀になっても“おふくろの味”と言えるのではないだろうか。
ダイズの栄養成分
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畑の肉

ダイズはタンパク質と脂質を多く含んでいる。しかも、それらの質が優れている。炭水化物やビタミン、ミネラルも含めて栄養面でも大きな貢献をしている。
1000年を超えて愛されてきた食品、ゆば
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元祖シート食品・ゆば

ゆばは、1200年前に中国から伝わったシート食品である。日本には、ゆばを筆頭に数々の伝統的なシート食品が存在する。そこに新素材も加わり、食卓を豊かにしている。
三内丸山遺跡で復元された大型掘立柱建物
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縄文時代に栽培されていたダイズ

縄文土器には、見事な縄文模様が施されている。しかし、発掘された縄文土器からわかることはそれだけではない。当時のさまざまな情報が土器に残されているのだ。そして、縄文土器の解析から、縄文時代の後・晩期の九州でダイズが栽培されていたことがわかってきた。
豆腐は食べ方のバリエーションの豊富さも特徴だ
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人気者の豆腐

大豆を使う加工食品の代表とも言える豆腐は中国発祥とされ、東アジアで広く親しまれている。日本では江戸期に大衆化・定着した。その後豆腐の形状や製法は多様化。今日では欧米にも普及し、人気を得ている。
ダイズはマメ科ダイズ属の一年生植物
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ダイズという植物の特徴

マメ科植物は種類も多く、農作物としても重要なグループである。その中のダイズは他のマメ科植物と同じく、やせ地でも育ち、一方水はけの悪い土地には向かないなどの特徴がある。日本は多様なダイズ品種を持ち、地域や用途によって適したものを選ぶことができる。
大塚チルド食品の「スゴイダイズ」シリーズ
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豆乳ブーム継続中

現在は第2次豆乳ブームと言われている。品質向上と健康への関心からと考えられる。新技術で無ろ過のものも登場したが、JASの規格上これを「豆乳」と呼べない状況が続いている。