試験圃場(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 32

農業生産と環境負荷/ハイブリッド品種は罪か?

農業生産と環境への負荷について、次にハイブリッド品種(F1、一代雑種)について考えよう。最近、これの使用を問題視する論を目にするが、実際のところどうだろうか。 ハイブリッド品種とは何か?  まず最初に、ハイブリッド(F1)品種の問題と遺伝子組換え品種を混同されている方がときどきい […]

水田の追肥作業(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 31

農業生産と環境負荷/農薬・化学肥料が多い日本農業

農薬や化学肥料の使用量が日本では多いという指摘は少なくない。筆者もそう見ている。日本で農薬や化学肥料の使用量が多くなる理由はいくつかあるが、温帯モンスーン気候による影響は非常に大きい。 有機栽培推進よりも慣行栽培の高度化を  日本は非常に多雨な上に温暖である。これは、作物にとって […]

糖度計(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 30

栽培方法などの表示・宣伝に頼らず自分の舌で判断する

作物が健康に育つかどうか、そしてよいものが出来るかどうかは、個々の田畑の条件や、生産している人の管理の上手下手で決まる。有機栽培か慣行栽培か「○○農法」かによる違いよりも、どの田や畑で誰が作ったものかによる違いのほうがはるかに大きい。どの栽培方法を採っている場合でも、出来上がる作 […]

管理機の一つ(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 29

万能の資材・万能の方法というものはない

前回、微生物資材を田畑に入れたからといって、必ず土壌が改善されるわけではないと指摘したが、これは微生物資材だけではなく、あらゆる農業関連資材について言えることだ。その土地、条件に合致するものであれば効果があるし、合致しなければ効果はない。 「これを使えば大丈夫」はない  微生物資 […]

馬鈴薯の収穫(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 28

農産物マーケティングで使われる言葉の意味を考える

農産物の表示・広告宣伝について、第22回では、安全、おいしさ、栄養に関するものについては考察した。それらとはまた違う種類の表示・広告宣伝について、筆者が疑問を感じているものについて説明する。 それは敢えて言うべきことなのか 「よいトマトは水に沈む」「よい野菜は腐らない」「微生物を […]

糖度計(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 27

有機農産物流通の正常化と有機生産者の憂鬱

要するに「いいものが出来る」ということは、作物が健康に育つということだ。健康に育てば、作物の体はしっかりとして、糖度も適度に上がり、しかも病気になりにくい。それを実現するのが、適切な栄養バランスだ。栄養バランスにおかしな偏りがなければ植物は健康に育ちやすいし、逆に栄養バランスがお […]

水田の追肥作業(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 26

一般の窒素肥料の与え方は間違っている

ここまで作物の生理について説明してきた。ここまでのことを理解していただければ、植物が健康である状態を理解しやすくなる。植物にとって重要なことは、根の張りと、土壌中の窒素の量が多いか少ないかの2点であり、有機栽培であろうと慣行栽培であろうと、この2点さえ押さえれば作物の健康状態を崩 […]

根の張りを振り返る農家(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 25

根の張りと窒素の量が決め手となる

生長のステージの移り変わりがうまくいくように、作物の健康状態も見きわめて対応する。そうした管理が重要であるということは、有機栽培であろうと慣行栽培であろうと同じことだ。この栄養の移り変わりが上手くいけば、良質のものが出来やすくなる。 肥料を効かせるタイミングが重要  そこで用いる […]

管理機の一つ(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 24

重要なのは栽培管理であり有機栽培か否かではない

有機栽培でも一般の栽培(いわゆる慣行栽培)でも、栽培の管理がうまい人の農産物は比較的おいしいし、おそらく栄養面でも良好となる傾向があるはずだ。 有機栽培と慣行栽培は対立概念ではない  栽培というものは、耕して種を蒔いたら収穫までほったらかしというものではない。生産者は状況に応じて […]

堆肥舎(記事とは直接関係ありません)
「よい農産物」とはどんな農産物か? 23

栽培方法の基準だけで品質はコントロールできない

前章では、作物の品質を決める要因として、栽培に適した地域・条件、旬、鮮度品種がとくに重要なものとして挙げ、栽培方法による違いはあまりないといったことを述べた。以下ではもう少し踏み込んだ解説を行いたい。 レシピだけで料理の善し悪しは決まらない  栽培方法に名前の付いたものは数あるが […]