Sakura醤油

昨年、コーンブレッドのことを調べていたら、グローバル・ダイニングの瀬戸さんが、「六本木ヒルズの『ブエナ ガーデン カフェ』(カフェ・カンパニー)でも見つけました」と教えてくれた。


「ブエナ ガーデン カフェ」のコーンブレッド。牛乳を煮詰めて作る甘いソース、ドルセ・デ・レチェが付く。
「ブエナ ガーデン カフェ」のコーンブレッド。牛乳を煮詰めて作る甘いソース、ドルセ・デ・レチェが付く。

「ブエナ ガーデン カフェ」のコーンブレッド、とてもよく仕上がっていて、日本人の味覚にも合うもの。デザートとして提供していたけれど、料理と一緒にというサジェスチョンがないのはもったいない。メニューには、ぴったり合うはずの肉料理がたくさん並んでいた。

 で、そのとき知ったのが、「Sakura醤油」。ブラジルに渡った日本人が、現地で生産を始めた醤油と、同店にコーンブレッドを導入した橋本さんが教えてくれた。

 濃い口で、色も味も濃いめ。ブラジル人好みの味というけれど、違和感はなくて、知らずに出されればブラジル産とは気付かないはず。

 醤油醸造には、大豆のほかにたいていは小麦を使うけれど、「Sakura醤油」はトウモロコシを多めに使う。それは、創業当時、小麦が高かったかららしい。でも、それで出来た濃いめの味が、ブラジルで愛されるように。

「Sakura醤油」、南米ではよく知られたブランドらしい。Webで調べると、旅行会社のおみやげ別送サービスで、ブラジル土産の定番の一つのようでもある。

 こういうものをテーブルに置いて、お客さんに逸話も話してくれる「ブエナ ガーデン カフェ」、なかなか素敵です。

Sakura醤油。
Sakura醤油。

※ちなみに、日本国内にも「サクラしょうゆ」というブランドがあり。これは、石川県輪島市の谷川醸造という会社のもの。ブラジルの「Sakura醤油」とは無関係。

※このコラムは個人ブログで公開していたものです。

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About 齋藤訓之 396 Articles
Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。公益財団法人流通経済研究所客員研究員。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。戸板女子短期大学食物栄養科非常勤講師。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。日本フードサービス学会、日本マーケティング学会会員。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ →