NEW

カツオ微増。スルメ長崎主体

2025年4月第4週（2025年4月25日〜2025年5月1日）

2025年5月2日 FWJニュースデスク生鮮の市況（水産／東京都）

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）が発表した2025年4月第4週（2025年4月25日〜2025年5月1日）の概況より。
29日（火）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ1％の減少。前年同期は2024年4月26日〜2024年5月2日。
1日平均取扱数量は総量1,206t（111％、86％）。このうち鮮魚類は577t（前週比99％、前年同期比84％）、冷凍魚類は364t（前週比143％、前年同期比97％）、塩干加工品は265t（前週比108％、前年同期比78％）。

日ごとの動き

4月25日（金）週末の取引、買い気は幾分上向き。カツオは1〜2割反発、スルメは堅調、イワシは強保合、アジは小幅ながら続落、ブリは軟調、サバは弱保合だった。相場全体では区々。

4月26日（土）休市前の取引、入荷が減ったため、買い気はまずまず。カツオは3〜4割続伸、スルメは小高い、サバは堅調、ブリは弱保合、イワシは小安く、アジは保合った。相場全体では堅調。

4月28日（月）週明けの取引、買い気はいまひとつ。サバは1割上伸、アジは堅調、ブリは軟調、カツオは弱保合、スルメは小動き、イワシは保合った。相場全体では小動き。

4月30日（水）水曜開市の取引、買い気は弱く、全般にさえない値動きとなった。アジとブリはともに弱保合、サバは小反落、カツオは下落、イワシとスルメはともに伸び悩んだ。相場全体では小安い。

5月1日（木）開市の間の取引、月替わりだが、大型連休期間で買い気はいまひとつ。カツオは2〜4割反発、ブリは小安い、イワシとアジはともに堅調、サバは強保合、スルメは保合った。相場全体では反発。

品目別の動き

アジ　中型が長崎と佐賀、中小型が佐賀と三重主体に入荷。前週に比べ数量は14％増加、価格は中型が2割弱安、中小型が3.5割弱安。

サバ　京都と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は23％減少、価格は1.5割弱高。

イワシ　石川と鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は15％減少、価格は0.5割強安。

スルメイカ　長崎主体に入荷。前週に比べ数量は85％増加、価格は0.5割強安。

カツオ　千葉主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに増加、価格は0.5割弱安。

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況（2025年4月第4週）
品名	一日平均取扱数量（t）			主産地	銘柄	卸売価格（円／㎏）及び中値比較
品名	取扱数量	前週比	前年同期比	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比
マグロ	51.0	103	102	各地	生	10,800	4,464	2,160	103	86
マグロ	51.0	103	102	海外	生	6,156	3,924	2,160	95	96
メバチ	68.0	144	152	各地※	冷凍	2,916	1,053	724	101	99
アジ	49.3	114	78	長崎ほか	中	864	616	324	81	114
アジ	49.3	114	78	佐賀ほか	中小	540	486	432	67	129
サバ	24.6	77	96	京都ほか	－	864	529	324	114	136
イワシ	24.4	85	76	石川ほか	－	756	341	216	94	105
スルメイカ	5.0	185	128	長崎	－	1,728	1,382	1,188	94	108
冷スルメイカ	7.5	288	357	各地	－	2,376	–	2,160	–	–
サンマ	0.8	80	73	各地	解凍	972	–	756	–	–
カレイ	18.4	110	109	北海道	マ	648	400	324	82	83
				青森ほか	マコ	756	648	540	120	126
				北海道	アカ	648	464	324	90	91
				北海道	アサバ	540	410	324	105	76
ハマチ	9.1	105	47	愛媛ほか	野〆	1,620	1,566	1,512	100	157
塩サケ	22.8	153	72	北海道	トキ	–	–	–	–	–
塩サケ	22.8	153	72	北海道	アキ	1,620	1,512	1,404	100	165
タラ類	5.2	104	81	青森ほか	生	864	–	648	–	–
タラ類	5.2	104	81	宮城	ぶわ	1,728	–	1,620	–	–
カツオ	26.0	103	63	千葉	－	2,268	1,145	324	96	158
キンメダイ	10.0	116	105	千葉ほか	－	4,644	2,117	1,296	98	120