「かわいいと思っていたら、大間違い」と言われないように
食の損得感情

不二家をもって他山の石とすべき人々(1)

不謹慎な言い方になるが、「不二家」の不祥事には意外性があり、マスコミにとっては格好の素材となっている。不二家のブランド・イメージは、ペコちゃんによる「親しみ」「かわいい」、パッケージ製品のメーカーの一方、市中に洋菓子店も展開していることによる「手作り」、そして明治創業という歴史による「老舗」などの言葉で表現できるだろう。それが消費者を裏切っていたというのだから、「犬が人をかんだ」話ではなく、「人が […]