スクリーンの餐

東洋的不思議を招くあの菓子

今回取り上げるのは、“フォーチュンクッキー”という邦題がつけられた2003年と2023年のアメリカ映画。それぞれの原題は「FREAKY FRIDAY」(フリーキー・フライデー)と「Fremont」(フリーモント)で、作品内容もかなり異なっているが、共通の要素として、劇中にフォーチュンクッキーが出てくることと、アメリカにおける東洋文化、それとサイコセラピー(心理療法)が挙げられる。
スクリーンの餐

容器の名はオイスターペイル

個人的にずっと気になっていた、アメリカ映画に登場するあの“四角い紙箱”に入っている食べ物は何なのか、確かめてみたい。 “四角い紙箱”の正体  それを初めて目にしたのは、「ゴッドファーザー」(1972、本連載第31回参照)であった。マイケル(アル・パチーノ)が、父でニューヨークのイタリア系マフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の狙撃に関与したソロッツォ(アルフレッド・レッティエ […]
恢復するチェーン

「someday――いつか」という日は来ない(3)

(5)胆識  経営者にとくに求められているのは、「Someday」のタイミングを見極め、迅速に行動として起こすに必要な「胆識」である。  思想家の安岡正篤は、実務家に必要な三識というものを挙げている。一つは「知識」で、単に知っているというもの。次が「見識」で、これは知識に経験と学問が積まれて生まれるもの。物事の本質を見通す力や判断力が備わったものだと言えるだろう。そして、それに実行力が備わって「胆 […]