ブロ、いんげん、アスパラ増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年5月第3週（2024年5月17日〜2024年5月23日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,134t（前週比102％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

前週比ではふき、かぼちゃ、ミニトマト等が減少したが、ブロッコリー、いんげん、アスパラガス等が増加したため、2％の増加となった。

前年同期比ではかぼちゃ、なましいたけ、にら等が増加したが、さやえんどう、ブロッコリー、ふき等が減少したため、10％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

だいこん　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比4％の増加となった。千葉県産は気温が高く生育が進んで増量したものの、茨城県産が盛期を過ぎやや減少した。業務加工需要による引き合いがあり、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県、千葉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。徳島県産は終盤に向け漸減、千葉県産は漸増した。高値疲れで引き合いは弱まり、徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷し、前週比12％の増加となった。前週までの高値反動から量販店需要は落ち着き、千葉県産の価格は保合となった。

レタス　長野県、群馬県等から入荷し、前週比増減なしとなった。量販店需要があり荷動きは良好。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。茨城県産は端境や降雨のため入荷量が不安定。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　茨城県、群馬県等から入荷し、前週比3％の増加となった。関東産は前週降雨により収穫が停滞していたが、やや回復した。茨城県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。荷動きはあるが全体量は充分で、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から順調に入荷し、前週比7％の増加となった。埼玉県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に順調に入荷し、前週比5％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、曇天の影響等から前週比6％の減少となった。量販店特売があり不足感が生じた。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、前週比6％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比4％の増加となった。鹿児島県産は最終盤で減少したが、長崎県産が漸増した。需要があり引き合いは強まり、長崎県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。佐賀県産の価格は保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/