不知火、はっさく、いよかん大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2024年1月第2週（1月12日〜1月18日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,722t（前週比106％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではいちご、アールスメロンが減少したが、不知火、キウイ、きんかん等が増加したため、6％の増加となった。

前年同期比ではみかん、キウイ、ポンカン等が増加したが、いちご、りんご、はっさく等が減少したため、1％の微減となった。

市況は、前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比10％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比26％の増加となった。みかん同様に小玉傾向となっており、価格は前年と比べると若干高くなっている。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比35％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比121％の大幅な増加となった。和歌山県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比239％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前年同期比7％の増加となった。宮崎県産の価格は前年同期比で保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比13％の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」は弱含みとなった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」や福岡県産「あまおう」等が入荷したが、前週比45％の大幅な減少となった。各産地で一番果が終盤を迎え、栃木県産の早場産地が二番果の出荷に入り始めた。価格は栃木県産「とちおとめ」および福岡県産「あまおう」は弱含み、佐賀県産「いちごさん」および静岡県産「紅ほっぺ」は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。価格は上下が続いているものの、徐々に下がり始めた。静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比179％の大幅な増加となった。本年産は前年に比べると量は多くはないものの、昨夏の高温の影響により出荷が早く進んでいる産地もある。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2024年1月第2週）