木曜は入荷増で荷動きは悪化

2023年4月第2週(4月7日〜4月13日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年4月第2週(4月7日〜4月13日)の概況より。
12日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ13%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,041t(前週比73%、前年同期比85%)。

このうち鮮魚類は567t(前週比87%、前年同期比83%)、冷凍魚類は207t(前週比47%、前年同期比97%)、塩干加工品は267t(前週比84%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

4月7日(金) 週末の取引、天候の悪化で買い気は弱め。サバ、カツオが強保合、イワシは小安い、メジは軟調、ブリは弱保合、スルメは小動き、アジは区々。相場全体では小動き

4月8日(土) 休市前の取引、入荷が少なかった事もあり、買い気はまずまず。アジが倍値以上に急伸し、イワシは1割反発、ブリは小高く、スルメは堅調、カツオは1〜3割下落、メジは小安く、サバは保合。相場全体では区々

4月10日(月) 休市明けの取引、天候もよく荷動きは順調。スルメが2割上伸、カツオはしっかり、ブリは小動き、サバ、イワシ、メジは保合圏内、アジは2〜3割反落。相場全体では強保合

4月11日(火) 休市前の取引、買い気は順調。メジがおおむね上昇、サバは小高く、スルメは堅調、イワシは強保合、ブリは1〜2割下落、カツオは軟調、アジは弱保合。相場全体では小動き

4月13日(木) 休市明けの取引、入荷増で荷動きは悪化。アジが1〜2割下落、メジは1割反落、カツオは弱保合、サバはしっかり、ブリは強保合、イワシは小動き、スルメは保合。相場全体では小甘い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ50%減少し、価格は中型が7割弱高、中小型が2割強高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ59%減少し、価格は2.5割強高。

イワシ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加し、価格はわずかに下落

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ50%減少し、価格は1.5割高。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格はほぼ変わらず。

主な水産物の市況(2023年4月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ32.27179各地15,1205,0922,37691110
海外8,1004,0582,1608655
メバチ51.8116119各地※冷凍2,7001,2109189996
アジ27.65048長崎1,512950324169195
島根中小-864-121166
サバ10.64132宮城864572378126156
イワシ34.7111152石川7563182169887
スルメイカ6.35044富山1,8361,210972115133
冷スルメイカ2.7159123各地1,080-810--
サンマ1.410888各地解凍1,296-756--
カレイ25.1124121北海道540393324100107
青森ほかマコ86470243296163
北海道アカ540426324104110
北海道アサバ540396216147108
ハマチ8.58785愛媛ほか野〆1,5661,5441,512100114
塩サケ19.47697北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100115
タラ類9.691102岩手ほか810-432--
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ43.6103150鹿児島3,02473443299117
キンメダイ9.58151東京ほか4,6441,6201,08099103
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/