カツオ2.4倍増。三重主体

2023年1月第2週(1月6日〜1月12日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年1月第2週(1月6日〜1月12日)の概況より。
9日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ16%の減少。
1日平均取扱数量は総量946t(前週比77%、前年同期比88%)。

このうち鮮魚類は482t(前週比84%、前年同期比84%)、冷凍魚類は186t(前週比67%、前年同期比91%)、塩干加工品は277t(前週比74%、前年同期比94%)。

日ごとの動き

1月6日(金) 全体の入荷は増えたが、数量は低水準だったことで荷動きは順調。メジが続堅調、ブリはしっかり、サバは強保合、イワシは2〜3割反落、アジは軟調、スルメは区々、カツオは保合。相場全体では小動き

1月7日(土) 連休前の取引、買い気はいまひとつ。サバが堅調、スルメはしっかり、イワシ、ブリが強保合、アジは1〜2割下落、カツオは小動き、メジは保合。相場全体では強保合

1月10日(火) 連休明けの取引、比較的順調な入荷で買い気は振るわず。アジが3〜5割続落、サバが3〜4割、メジが3割、イワシが2〜3割、スルメは1〜2割下落、カツオはしっかり、ブリは軟調。相場全体では下落

1月11日(水) 水曜開市日の取引、買い気は振るわず。イワシが3〜4割反発、サバは堅調、カツオはしっかり、スルメは強保合、メジが軟調、アジが弱保合、ブリは小動き。相場全体では小動き

1月12日(木) 開市日の間の取引、入荷は減ったが荷動きはよくなかった。イワシが2〜3割反落、アジは2割、メジは1〜2割、スルメは1割下落、ブリは小安い、カツオは軟調、サバは小動き。相場全体では小安い

品目別の動き

アジ 中型が長崎と高知、中小型が福岡主体に入荷。数量は前週に比べ約2.6倍に増加し、価格は中型が2.5割強安、中小型が4.5割強安。

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ約2.6倍に増加し、価格は0.5割強安。

イワシ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ約2.2倍に増加し、価格は2割弱安。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ90%増加し、価格は2割強安。

カツオ 三重主体に入荷。数量は前週に比べ2.4倍に増加し、価格は1.5割強安。

ムキカキ 34%増加し、三陸産の価格は1割弱安。

主な水産物の市況(2023年1月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ30.73592各地15,1205,1502,16067110
海外-----
メバチ39.3122121各地※冷凍3,0241,311972100106
アジ30.325957長崎ほか2,16071328173189
福岡中小86481059454196
サバ23.526462岩手2,05252927093132
イワシ24.9224103岩手1,62042127082135
スルメイカ9.9190187富山1,5121,0587567873
冷スルメイカ210550各地1,080-810--
サンマ2.489141------
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ12.3224112北海道756616378114143
青森マコ972702432118126
北海道アカ8646803249099
北海道アサバ756297216-65
ハマチ222975愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ21.9130134北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100111
タラ類30.1134106岩手ほか1,512-216--
宮城ぶわ1,620-864--
カツオ1.224032三重2,7001,81475684135
キンメダイ6.8179126東京ほか7,5602,4191,620102115
ムキカキ12.213472三陸4,8603,2701,51291139
各地2,808-1,620--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/