長野産市田、福島産アンポ保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年12月第4週（12月23日〜12月29日）の概況より。
開市日数は、今週6日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量2,278t（前週比102％、前年同期比102％）。

日ごとの動き

前週比では、西洋なし、かき、不知火等が減少したが、アールスメロン、ほしがき、みかん等が増加したため、2％の増加となった。

前年同期比ではいちご、みかん等が減少したが、西洋なし、キウイ、かき等が増加したため、2％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から普通みかんを中心に入荷し、前週比12％の増加となった。前年に比べ出回りが少ないため、引き合いは強く、価格は愛媛県産普通は保合、早生は強保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比31％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比増減なしとなった。先週に続き、りんご全体の荷動きは鈍く、価格は青森県産「ふじ」は弱含み、「王林」は強保合となった。

西洋なし　山形県等から入荷したが、前週比61％の大幅な減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は強保合となった。

かき　福岡県を中心に奈良県等から「富有」を中心に入荷したが、前週比39％の大幅な減少となった。福岡県産「富有」の価格は保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷したが、前週比22％の減少となった。クリスマス需要は過ぎたものの、寒波の影響から出荷量は減少し、引き合いは強まり、価格は栃木県産「とちおとめ」は弱保合、福岡県産「あまおう」、佐賀県産「いちごさん」、静岡県産「紅ほっぺ」は強保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比18％の増加となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に群馬県等から入荷したが、前週10％の減少となった。福岡県産の価格は保合となった。

ほしがき　長野県を中心に福島県等から入荷し、前週比17％の増加となった。価格は長野県産「市田」、福島県産「アンポ」ともに保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年12月第4週）