カツオ前週比6割増、1割高

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年6月第1週(6月3日〜6月9日)の概況より。
8日(水)が開市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ25%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,159t(前週比117%、前年同期比101%)。

このうち鮮魚類は599t(前週比%、前年同期比97%)、冷凍魚類は200t(前週比90%、前年同期比97%)、塩干加工品は360t(前週比126%、前年同期比109%)。

日ごとの動き

6月3日(金) 週末の取引、買い一服から荷動きは低調。イワシ、ブリが2〜3割、アジが1〜2割の下落、スルメは1〜3割続落、メジは小反落、カツオは堅調、相場全体では続落

6月4日(土) 休市前の取引、引き続き買い気は振るわず。カツオが2〜3割下落、ブリは1〜2割、スルメは小幅に続落、メジは小甘い、アジは強保合、相場全体では小幅続落

6月6日(月) 週明けの取引、雨市で買い気は弱め。アジが1〜2割上伸、メジは堅調、ブリは2割、カツオは1〜2割の続落、サバは軟調、スルメは弱保合、相場全体では軟調

6月7日(火) 休市前の取引、入荷が減ったこともあり荷動きは若干好転。アジが1〜3割続伸、ブリは小反発、サバは堅調、メジは1〜3割下落、スルメは弱保合、相場全体では区々

6月9日(木) 休市明けの取引、入荷増から買い気は弱め。カツオが4〜6割上伸、アジは1割続伸、スルメは小高く、ブリは堅調、サバは2割下落、イワシは小安い、相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟を主体に入荷。数量は前週に比べ21%増加し、価格は中型が約1割高、中小型が約2割高。

サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ24%増加し、価格は1.5割高。

イワシ 千葉や北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格はわずかに下落

スルメイカ 富山を主体に入荷。数量は前週に比べ約2.5倍に増加し、価格は2.5割強安。

カツオ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ57%増加し、価格は約1割高。

主な水産物の市況(2022年6月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ46.911076各地12,4203,6731,620108150
海外6,4803,8073,024130100
メバチ36.912798各地※冷凍2,7001,3011,080101130
アジ50.612179長崎1,620670324111159
新潟中小702460270119106
サバ27.212495宮城648335216115150
イワシ25.810875千葉ほか1,08033021697117
スルメイカ16.724697富山1,4046834327378
冷スルメイカ2.3110153各地1,080-810--
サンマ1.8106100各地解凍1,188-540--
カレイ14.2104108北海道648501324135103
宮城ほかマコ1,296-324--
北海道アカ64852743212249
北海道アサバ-540---
ハマチ7.19655愛媛ほか野〆1,4041,3501,296100167
塩サケ16.87193北海道トキ-----
北海道アキ-----
タラ類6.610683岩手ほか756-432--
宮城ぶわ1,296-864--
カツオ65.3157111千葉1,080529270111132
キンメダイ9.9119119静岡ほか4,3201,6631,080103118
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/