れんそう少。引き強く強保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年3月第4週（3月25日〜3月31日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,599t（前週比98％、前年同期比83％）。

日ごとの動き

前週比ではキャベツ、だいこん、たまねぎ等が増加したが、なのはな、ごぼう、にんじん等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比ではごぼう、ブロッコリー、さつまいも等が増加したが、にんじん、たまねぎ、トマト等が減少したため、17％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比11％の増加となった。全体量は前週より増加し、引き合いが落ち着いたため、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨による出荷の停滞により、前週比27％の減少となった。徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で14％の増加となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に長崎県等から入荷したが、静岡県産が終盤を迎え減少傾向で、前週比7％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。全体量は依然として少なく、茨城県産の価格は強含みとなった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、低気温の影響で数量少なく、前週比13％の減少となった。値段がこなれて特売需要もあり引き合いは強く、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、秋冬作が終盤となり、前週比4％の減少となった。荷動きは鈍く、千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比2％の減少となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比1％の微増となった。特売需要あり荷動きはまずまずで、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、宮崎県等から入荷し、茨城県産が増加傾向で、前週比7％の増加となった。引き合いは弱めで、茨城県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年3月第4週）