鮮魚取扱減。メバチは大量入荷

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年3月第3週(3月13日〜3月19日)の概況より。

日ごとの動き

6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。

1日平均取扱数量は総量1,184t(前週比103%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は509t(前週比98%、前年同期比81%)、冷凍魚類は296t(前週比137%、前年同期比107%)、塩干加工品は378t(前週比93%、前年同期比98%)。

3月13日(金) 週末の取引、買い気は振るわず。アジやカツオ、スルメが値を上げるなど、相場全体では小高い

3月14日(土) 休市前の取引、買い気は良好。アジやイワシ、スルメが値を上げるなど、相場全体では強保合

3月16日(月) 週明けの取引、買い気は低調。イワシが値を上げる一方、カツオやスルメは値を下げるなど、相場全体では小動き

3月17日(火) 週前半の取引、買い気は今一つ。サバやスルメが値を下げるなど、相場全体では軟調

3月18日(水) 水曜市の取引、買い気は振るわず。アジやサバ、イワシが値を下げるなど、相場全体では続軟調

3月19日(木) 休市前の取引、買い気は上向き。アジやカツオ、スルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では下落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟や長崎主体に入荷。前週に比べ数量は29%減少し、価格は中型が約4割高、中小型が約2.1倍に上昇

サバ 石川主体に入荷。前週に比べ数量は22%減少し、価格は約2.5割高。

イワシ 鳥取主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は約1割安。

スルメイカ 長崎や富山主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 千葉や宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は34%減少し、価格は約1.5倍に上昇

ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は2割強高。

主な水産物の市況(2020年3月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ24.79772各地3,415
海外7,788
メバチ106.8260154各地※冷凍929
アジ25.47150長崎990
新潟ほか中小738
サバ31.87889石川396
イワシ32.8100136鳥取310
スルメイカ11.794106長崎ほか1,123
冷スルメイカ0.96921各地-
サンマ4.89883各地解凍-
カレイ15.68376北海道432
青森ほかマコ567
北海道アカ648
北海道アサバ-
ハマチ24.896106愛媛ほか野〆918
塩サケ14.587100北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類13.77998岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ8.86658千葉ほか1,134
キンメダイ68795東京ほか2,232
ムキカキ9.498100三陸1,497
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/