不知火が熊本中心に鹿児島等も

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年12月第4週（12月20日〜12月26日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週6日、前週5日、前年6日。

　1日平均入荷量は総量2,477t（前週比111％、前年同期比120％）。

　前週比ではアールスメロン、西洋なし、かきなどが減少したが、ほしがき、キウイ、みかんなどが増加したため、11％の増加となった。

　前年同期比ではアールスメロン、いちご、ほしがきなどが減少したが、西洋なし、キウイ、不知火などが増加したため、20％の増加となった。

　市況は前週比、前年同期比でともに区々となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比22％の増加となった。価格はともに愛媛県産で普通は強含み、早生は弱保合となった。

不知火　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比5％の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、年内の販売は28日までとなり、前週比19％の減少となった。価格はともに青森県産で「ふじ」は弱含み、「王林」は強保合となった。

かき　福岡県を中心に奈良県等から入荷したが、前週比20％の減少となった。福岡県産「富有」の価格は弱保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷し、静岡県産は年末に向かい増量傾向に入り、前週比8％の増加となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに強保合となった。

アールスメロン　熊本県、静岡県等から入荷したが、前週比32％の大幅な減少となった。止市に向かい相場が強めで、熊本県産の価格は強保合となった。

キウイ　愛媛県、福岡県等から入荷し、前週比27％の増加となった。価格は愛媛県産の価格は保合となった。

ほしがき　長野県を中心に富山県等から入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。価格は長野県産「市田」で弱保合、福島県産「アンポ」で保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年12月第4週）