カツオ増。サバもわずかに増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年2月第4週(2月22日〜2月28日)の概況より。

日ごとの動き

 27日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加した。

2月22日(金) 週末の取引に入ったが、買い気は振るわなかった。スルメイカが3割値を上げた一方で、サバが2〜3割値を下げたため、相場全体では高安区々

2月23日(土) 休市前で天候も回復傾向のため、買い気は上向いた。カツオが1〜3割、ブリが1〜2割値を下げたため、相場全体では軟調

2月25日(月) 週明けだが、降雨予報や入荷が増えたこともあり、買い気は低調。イワシが2〜3割値を上げた一方で、スルメイカが1〜2割値を下げたため、相場全体では小動き

2月26日(火) 休市前だが、月末を控えて買い気は振るわなかった。カツオが2〜3割、ブリが1〜2割値を下げたため、相場全体では小安い

2月28日(木) 休市明けだが、月末で入荷が増え雨市であったことで買い気は低調。アジが半値水準に急反落したことに加え、サバも1割値を下げたため、相場全体では続落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、佐賀、中小型が島根、鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は26%減少し、価格は中型が1割強高、中小型がわずかに上昇

サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに増加し、価格は1.5割強高。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は0.5割高。

スルメイカ 富山、長崎主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は1割弱高。

カツオ 宮崎、千葉主体に入荷。前週に比べ数量は54%増加し、価格は3.5割強安。

ムキカキ 8%減少し、三陸産の価格は1割安。

主な水産物の市況(2019年2月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ32.9103101各地5,678
海外3,251
メバチ51.510179各地※冷凍1,087
アジ307458長崎ほか842
島根ほか中小635
サバ41.9102106三重311
イワシ309779千葉270
スルメイカ11.88478富山ほか886
冷スルメイカ3.144148各地-
サンマ4.8114137各地解凍-
カレイ16.611797北海道-
青森ほかマコ-
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ26.59499愛媛ほか野〆972
塩サケ18.49688北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類18.889120青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ16.8154151宮崎ほか497
キンメダイ9.812384東京ほか1,966
ムキカキ13.89287三陸1,375
各地1,242
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/