いよかん弱含きんかん弱保合

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2019年1月第4週(1月25日〜1月31日)の概況より。

日ごとの動き

 開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

 1日の平均入荷量は1,812tで、前週比では、アールスメロン、みかん、キウイなどが減少したが、いよかん、ポンカン、いちごなどが増加したため増減なしとなった。前年同期比では、アールスメロン、キウイ、きんかんなどが減少したが、いよかん、みかん、はっさくなどが増加したため14%の増加となった。市況は、前週比、前年同期比共に区々となった。

品目別の動き

みかん 静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比10%の減少となった。全体的に引き合いは強く静岡県産普通みかんの価格は、強保合となった。

ポンカン 愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比12%の増加となった。引き合いがあり愛媛県産の価格は、保合となった。

いよかん 愛媛県を中心に入荷し、前週比23%の増加となった。荷動きは悪く愛媛県産の価格は、弱含みとなった。

はっさく 和歌山県を中心に入荷し、前週比で増減なしとなった。引き合いは弱く和歌山県産の価格は、弱保合となった。

不知火 熊本県を中心に長崎県、鹿児島県等から入荷し、前週比6%の増加となった。引き合いは弱く熊本県産の価格は、弱保合となった。

きんかん 宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比10%の増加となった。宮崎県産完熟きんかん「たまたま」の出荷量が多く、宮崎県産の価格は、弱保合となった。

りんご 青森県を中心に入荷した。青森県産は、春節向けの輸出選果が終了し国内出荷向けの選果が始まったため、前週比3%の増加となった。荷動きはよくなってきており、青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は強含みとなった。

いちご 栃木県、福岡県等から入荷し、前週比12%の増加となった。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格は、共に保合となった。

「アールスメロン」は、静岡県を中心に入荷したが、前週比11%の減少となった。価格高の状況は継続しており静岡県産の価格は、強保合となった。

キウイ 和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比7%の減少となった。和歌山県産の価格は、強含みとなった。

主な農産物(果実)の市況(2019年1月第4週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん60190144せり普通静岡103,348
相対普通静岡103,348
ポンカン99112111せり愛媛10-
相対愛媛102,808
いよかん154123152せり愛媛102,448
相対愛媛102,333
はっさく41100131せり和歌山10-
相対和歌山102,088
不知火55106110せり熊本53,924
相対熊本52,916
きんかん1511091せり宮崎33,132
相対宮崎32,657
りんご343103106せりふじ青森103,218
王林青森103,283
相対ふじ青森103,197
王林青森103,521
いちご167112101せりとちおとめ栃木0.28369
あまおう福岡0.27449
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28421
相対とちおとめ栃木0.28380
あまおう福岡0.27482
さがほのか佐賀0.27378
紅ほっぺ静岡0.28421
アールスメロン88976せり静岡12,041
相対静岡12,052
キウイ399383せり和歌山3.61,620
相対和歌山3.61,800
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/