スクリーンの餐

「関ヶ原」“ミリメシ”事情

今回は、現在公開中の映画「関ヶ原」を通して、戦国時代の“ミリメシ”である陣中食について述べていく。 サムライのいちばん長い日  本作は司馬遼太郎の時代小説を原作に、原田眞人がメガホンを取った作品である。原田は監督デビュー作「さらば映画の友よ・インディアンサマー」(1979)以来、「KAMIKAZE TAXI」(1995)、「金融腐食列島 呪縛」(1999)、「突入せよ!あさま山荘事件」(2002) […]
スクリーンの餐

居酒屋主人とはかない女たち

映画に描かれた居酒屋の印象的な飲食シーンに着目する。シリーズの1回目は、タイトルに「居酒屋」の名を冠する3本の日本映画「居酒屋兆治」と「居酒屋ゆうれい」・「新 居酒屋ゆうれい」から。 「居酒屋兆治」の「煮え切らない煮込み」  1本目は、寿屋(現サントリー)在籍時に「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」のコピーライターとして知られ、1963年に「江分利満氏の優雅な生活」で第48回直木賞を受賞した作 […]
農業と食品・外食の連携の未来

アニサキスから考える店の役割

タレントが相次いで発症したことから、アニサキス症が注目されています。サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生する線虫の一つアニサキスの幼虫による食中毒です。