奥井俊史氏による新連載「恢復するチェーン」をスタートしました。
日本では従来、「チェーン」(=チェーンストア)は、メーカーや既存商業に対するアンチテーゼとして紹介され、理解されてきました。
これに対して奥井氏は、多様なチェーンのあり方を取り上げた上で、価値をよりよい形で生み出すチェーン・ビジネスについて検討し、事例を挙げながら論を展開していきます。
奥井氏自身、かつてハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)社長時代、全国各地のオートバイ販売店(ディーラー)との協働で販売台数を伸ばしてきた経験がありますが、そのディーラーとHDJとの間には、資本関係もフランチャイズ契約もありませんでした。
それでも販売データや顧客情報という双方にとって重要な情報と目標・目的を共有し、大きな成功をつかんだ秘訣を、奥井氏は「絆づくり」と呼んでいますが、その具体的な方法も、連載の中で明らかにしていきます。
新しいチェーン経営、そして製―販、農―販など、とかく衝突しがちな異業種間での協働を模索する方々に、参考にしていただければ幸いです。
ご意見・ご要望もお待ちしています。
FoodWatchJapan 編集部