「Calbee カルビー」が食関連ブランド1位/「ブランド・ジャパン2013」ランキング結果

食関連ブランドのトップは「Calbee カルビー」、外食ブランドのトップは「McDonald’s マクドナルド」。大幅にランクアップしたのは「じゃがりこ」――「ブランド・ジャパン2013」(日経BPコンサルティング)の結果から食関連ブランドの動きをまとめた。

「Calbee カルビー」が躍進

 日経BPコンサルティングはブランド評価プロジェクト「ブランド・ジャパン2013」の結果を3月22日に発表。FoodWatchJapanはこのうち食品ブランドと外食ブランド(該当ブランドの選定は日経BPコンサルティングによる)について「コンシューマー市場(BtoC)編」の総合力ランキング結果の提供を受けた。

 これによると、食関連ブランドのベスト3は、1位「Calbee カルビー」(総合力=偏差値82.2)、2位「NISSIN 日清食品」(同81.8)、3位「SUNTORY サントリー」(同80.0)。食関連ブランドで全体順位10位圏内にランクインしたのはこの3ブランドのみ。

「Calbee カルビー」は全体順位前回19位から同今回8位に躍進した。昨年「東京おかしランド(東京駅)に出店したことなどが話題となっていた。

 外食ブランドのベスト3は、1位「McDonald’s マクドナルド」(同78.6)、2位「MOS BURGER モスバーガー」(同77.9)、3位「STARBUCKS スターバックス コーヒー」(同73.3)。

「McDonald’s マクドナルド」は全体順位前回6位から同今回12位に後退した。一方、「MOS BURGER モスバーガー」は全体順位前回23位から同今回13位への躍進。

「ブランド・ジャパン 2013」飲食店、食品、飲料、酒類カテゴリの結果(10位まで)
食カテゴリ順位 ブランド総合力 全体順位(2013) 全体順位(2012) ブランド名
1 82.2 8 19 Calbee カルビー
2 81.8 9 8 NISSIN 日清食品
3 80.0 10 11 SUNTORY サントリー
4 78.6 12 6 McDonald’s マクドナルド
5 77.9 13 23 MOS BURGER モスバーガー
6 76.9 15 14 CUP NOODLE カップヌードル
7 76.6 16 17 Coca-Cola コカ・コーラ
8 76.0 17 25 Häagen-Dazs ハーゲンダッツ
9 75.6 21 22 キユーピー
10 73.3 25 29 STARBUCKS スターバックス コーヒー
10 73.3 25 26 meiji 明治

「じゃがりこ」「マルちゃん」「ガリガリ君」も躍進

 食関連ブランド上位30位までの中でとくに大きく順位を上げたブランドは「じゃがりこ」(総合力67.4 )で、全体順位前回120位から66位に躍進し、全体1位の「Calbee カルビー」と相乗的にブランド力を上げた。「じゃがりこ」は昨秋、Lサイズや新フレーバーをリリースした。

 また、「東洋水産(マルちゃん)」(総合力68.5 )は全体順位前回100位から同今回55位、「ガリガリ君」(総合力67.5)は全体順位前回97位から同今回65位に躍進。それぞれ「マルちゃん正麺」の大ヒットや、「ガリガリ君リッチ/コーンポタージュ」の品切れ騒ぎなどが話題となっていた。

「ブランド・ジャパン 2013」飲食店、食品、飲料、酒類カテゴリの結果
食カテゴリ順位 ブランド総合力 全体順位(2013) 全体順位(2012) ブランド名
12 73.0 27 28 CALPIS カルピス
13 72.7 28 39 セブン&アイ・ホールディングス
14 71.2 34 36 KAGOME カゴメ
15 70.8 36 35 Mister Donut ミスタードーナツ
16 69.9 41 32 KIRIN キリンビール
17 69.6 44 46 KFC ケンタッキー・フライド・チキン
18 69.5 47 64 ITOEN 伊藤園
19 69.1 49 46 永谷園
20 69.0 51 71 NESCAFÉ ネスカフェ
21 68.9 52 62 AJINOMOTO 味の素
22 68.5 55 75 kikkoman キッコーマン
22 68.5 55 100 東洋水産(マルちゃん)
24 68.4 57 78 kao 花王
24 68.4 57 64 MORINAGA 森永製菓
26 68.3 60 75 ヤマザキパン
27 68.2 62 59 三ツ矢サイダー
28 67.5 65 97 ガリガリ君
29 67.4 66 120 じゃがりこ
29 67.4 66 74 House Foods ハウス食品

「ブランド・ジャパン」は日経BPコンサルティングが開発したブランド評価。事前調査に当たる「ブランド想起調査」の結果をもとに評価対象ブランドのノミネートを行い、「コンシューマー市場(BtoC)編」「ビジネス市場(BtoB)編」調査を同時に行う。

「コンシューマー市場(BtoC)編」は各ブランドについて15のイメージの有無を尋ね、4つの因子のスコアを算出して偏差値を求める方法を採る。

 ブランド評価のための調査としては、調査内容と解析方法を完全に公開しているのが特徴。

●「ブランド・ジャパン2013」の詳細
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/report/br/bj2013/

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