レタス長野産大幅増。弱保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年6月第3週（6月16日〜6月22日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,114t（前週比98％、前年同期比95％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、とうもろこし、そらまめ等が増加したが、うめ、じゃがいも、かぶ等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比ではかぼちゃ、ミニトマト、たまねぎ等が増加したが、さやえんどう、いんげん、そらまめ等が減少したため、5％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷し、青森県産が増量傾向なことから前週比で4％の増加となった。引合いは若干強まり、青森県産の価格は保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。荷動きはやや鈍化し、千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で3％の増加となった。相場は週前半に下落、後半はやや上昇したものの、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、特に長野県産が大きく増量したことから前週比で13％の増加となった。荷動きは鈍くなり、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県、茨城県等から入荷し、特に長野県産が増量傾向で前週比14％の増加となった。需要は減退しており荷動きは鈍く、長野県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨の影響もあり前週比2％の減少となった。荷動きは鈍いものの、茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　、埼玉県を中心に福島県等から入荷したが、埼玉・群馬県産が盛期を過ぎ減少傾向なため、前週比で17％の減少となった。全体量少なく引合い強まり、埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。関東産への切り替えが進んでいる。高知県産の価格は保合となった。

トマト　栃木県を中心に熊本県等から入荷したが、熊本県産はピークが過ぎ、前週比で3％の減少となった。価格がこなれて荷動きは回復し、栃木県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、茨城県産はピークを過ぎ、前週比で12％の減少となった。茨城県の価格は弱保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷したが、静岡県産は降雨の影響で数量が減少し、前週比で22％の減少となった。気温が高く需要が減退し、長崎県産の価格は保合となった。

たまねぎ　佐賀県、兵庫県等から入荷したが、佐賀県産が出荷ピークを過ぎたことから、前週比で11％の減少となった。荷動きは鈍く、佐賀県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年6月第3週）