6日営業だが鮮魚取扱量6%減

2023年2月第1週(2月3日〜2月9日)

豊洲(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年2月第1週(2月3日〜2月9日)の概況より。
8日(水)が開市のため6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量879t(前週比84%、前年同期比96%)。

このうち鮮魚類は464t(前週比94%、前年同期比99%)、冷凍魚類は165t(前週比68%、前年同期比106%)、塩干加工品は249t(前週比79%、前年同期比85%)。

日ごとの動き

2月3日(金) 週末の取引、荷動きはまずまず。サバが2〜3割上伸、カツオが続堅調、メジは堅調、ブリは強保合、アジは1割下落、イワシは小動き、スルメは保合。相場全体では堅調

2月4日(土) 休市前の取引、入荷水準は低かったが、高値疲れから相場は全般に伸び悩んだ。サバが小反落、ブリが弱保合、カツオが小緩み、イワシは小動き、アジは急反発、メジは小安い、スルメは保合。相場全体では弱保合

2月6日(月) 週明けの取引、買い気は順調。サバが1〜2割反発、アジは1〜3割反落、メジは弱保合、カツオ、ブリは小動き、イワシ、スルメは保合。相場全体では小動き

2月7日(火) 開市日の間の取引、週2日目で翌日も開市のため、買い気は弱め。サバが2割反落、メジは小安い、イワシは弱保合、アジはしっかり、ブリは強保合、スルメ、カツオは保合。相場全体では小動き

2月8日(水) 水曜開市日の取引、買い気は低調。サバが2割続落、アジは小安い、ブリは軟調、イワシは小甘い、メジは弱保合、カツオは3〜4割上伸、スルメは堅調。相場全体では軟調

2月9日(木) 低調な入荷だが、買い気は振るわず。カツオが堅調、サバはしっかり、アジは軟調、イワシは弱保合、ブリは小動き、スルメ、メジは保合。相場全体では保合

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ33%減少し、価格は中型が0.5割高、中小型が1割弱安。

サバ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ20%増加し、価格は1.5割弱安。

イワシ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は1割弱安。

スルメイカ 長崎主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格はわずかに下落

カツオ 和歌山と東京主体に入荷。数量は前週に比べ54%増加し、価格はわずかに下落

ムキカキ 19%減少し、三陸産の価格は3割強安。

主な水産物の市況(2023年2月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ27.69678各地12,9604,6202,1608558
海外4,8604,3203,780-129
メバチ39.4115161各地※冷凍2,7001,267972100102
アジ27.26768長崎1,080657378105146
島根中小75654043291
サバ24.612086富山1,83645921687109
イワシ28.5113102岩手1,29635821692110
スルメイカ5.49242長崎1,4041,32564898144
冷スルメイカ1.79485各地1,080-810--
サンマ1.59494北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ10.1102115北海道75654032479150
宮城ほかマコ8644323248693
北海道アカ972-324--
北海道アサバ4323132708980
ハマチ15.36885愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ17.793112北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100127
タラ類25.38698岩手ほか1,404-216--
宮城ぶわ1,620-864--
カツオ215438和歌山ほか3,2402,00759497219
キンメダイ11.2178204東京ほか6,4802,1601,296100130
ムキカキ11.28177三陸3,7802,0131,18869148
各地2,160-1,296--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/