ごぼう、さといもなどが増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年12月第1週（12月2日〜12月8日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,788t（前週比103％、前年同期比109％）。

日ごとの動き

前週比ではなす、ブロッコリー、きゅうり等が減少したが、ごぼう、さといも、ミニトマト等が増加したため、3％の増加となった。

前年同期比ではさといも、かぼちゃ、なましいたけが減少したが、じゃがいも、ほうれんそう、ミニトマト等が増加したため、9％の増加となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。数量は十分で荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に入荷し、生育は順調で太物傾向となっており、前週比5％の増加となった。荷動きは鈍く、千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から順調に入荷し、前年同期比9％の増加となった。愛知県産の価格は前年同期比で強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前年同期比で18％の増加となった。数量の多さから荷動きは鈍く、静岡県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比9％の増加となった。気温が下がり需要はまずまずあるものの、数量過多のため相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、気温低下のため出荷が落ち着き、前週比5％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　茨城県、埼玉県等から入荷し、前年同期比1％の微増となった。気温低下によって需要が高まってきており、茨城県産の価格は前年同期比で強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、気温低下のため出荷数量が伸び悩み、前年同期比で5％の減少となった。数量の少なさから相場は上昇傾向で、宮崎県産の価格は前年同期比で強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前年同期比6％の増加となった。高知県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比5％の増加となった。全体量はさほど多くないものの、荷動きは鈍めで、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷したが、前年同期比28％の増加となった。茨城県産の価格は前年同期比で強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比8％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比19％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年12月第1週）