鮮魚取扱量は前週比21%増

2022年10月第3週(10月14日〜10月20日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年10月第3週(10月14日〜10月20日)の概況より。
19日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ21%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,127t(前週比115%、前年同期比96%)。

このうち鮮魚類は607t(前年同期比99%)、冷凍魚類は232t(前週比110%、前年同期比103%)、塩干加工品は288t(前週比106%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

10月14日(金) 週末の取引、雨市で入荷も増え買い気は低調。スルメが2割続伸、メジが1〜2割反発、イワシは堅調、カツオはしっかり、サバは強保合、アジは2〜4割反落、サンマは1〜2割下落、ブリは保合。相場全体では区々

10月15日(土) 休市前の取引、前荷づかえで買い気は振るわず。スルメが3割、メジが1割反落、アジは1割続落、カツオは小安い、イワシは軟調、サンマは1〜2割反発、ブリは小動き、サバは保合。相場全体では小安い

10月17日(月) 週明けの取引、天候の悪化で買い気は低調。アジが3〜4割、カツオが2割続落、イワシは小安い、サバ、ブリは軟調、サンマは堅調、スルメは小動き、メジは保合。相場全体では続落

10月18日(火) 休市前の取引、買い一服や高値疲れで荷動きは停滞気味。アジが2割続落、サンマは小反落、カツオ、ブリが小幅続落、サバ、メジが弱保合、イワシは小動き、スルメは保合。相場全体では小幅続落

10月20日(木) 休市明けの取引、順調な入荷で買い気はいまひとつ。ブリが2〜3割、アジ、サンマが1〜2割続落、メジが2割下落、サバは軟調、カツオは1〜3割反発、スルメは1割上伸、イワシは強保合。相場全体では続落

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ70%増加し、価格は中型が1割弱安、中小型が1割強安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格はほぼ変わらず。

イワシ 宮城と愛知主体に入荷。数量は前週に比べ2.2倍に増加し、価格は3.5割弱安。

スルメイカ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ46%増加し、価格は1割弱安。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は0.5割弱安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は0.5割安。

ムキカキ 35%増加し、三陸産の価格は1.5割弱安。

主な水産物の市況(2022年10月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ38.510191各地11,8805,5922,160102130
海外5,7244,2802,70093125
メバチ42.1106105各地※冷凍2,9161,6861,134124144
アジ45.8170162長崎1,1881,22427091140
長崎中小64859432489106
サバ23.910476宮城75637827010074
イワシ18.3220117宮城ほか1,2963892706795
スルメイカ7.314656北海道1,9441,38297291118
冷スルメイカ4.2111183各地1,080-810--
サンマ45.7100127北海道5,4009406489576
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ11.4143136北海道64856732410591
宮城ほかマコ1,296648378109133
北海道アカ97279748610464
北海道アサバ64845032411960
ハマチ8.211178愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100116
塩サケ20.6118138北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,0801,026972100148
タラ類18.711476岩手ほか1,404-324--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ15.410459千葉2,3761,10248696128
キンメダイ3.89754東京ほか7,0202,1601,620100133
ムキカキ7.713595三陸3,7802,3021,08086130
各地2,700-1,080--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/