マンゴー沖縄増。宮崎産は終盤

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2021年6月第3週(6月24日〜6月18日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,155t(前週比93%、前年同期比103%)。

前週比では、もも、さくらんぼ、マンゴーなどが増加したが、びわ、クインシーメロン、アンデスメロンなどが減少したため、7%の減少となった。

前年同期比では、こだますいか、さくらんぼ、すいかなどが減少したが、もも、りんご、マンゴーなどが増加したため、3%の増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

りんご 青森県を中心に入荷したが、前週比は19%の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は保合となった。

もも 山梨県を中心に和歌山県等から入荷し。

6月22日(火) から出荷ピークに入り、前週比は260%の大幅な増加となった。山梨県産の価格は強保合となった。

さくらんぼ 山形県を中心に。

6月18日(金) から秋田県産が入荷し、前週比は64%の増加となった。山形県産の価格は弱保合となった。

ぶどう 大阪府、島根県等から入荷し、前週比は10%の増加となった。大阪府産「デラウエア」の価格は保合となった。

アールスメロン 静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比は9%の減少となった。平年に比べ引き合いは強く、静岡県産の価格は強保合となった。

貴味メロン 茨城県、千葉県等から入荷し、前週比は10%の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

クインシーメロン 茨城県を中心に入荷したが、茨城県産は終盤に入り、北海道産の入荷量が少ないため、前週比は43%の大幅な減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

アンデスメロン 茨城県を中心に山形県等から入荷したが、茨城県産が終盤に入り、前週比は33%の大幅な減少となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

すいか 千葉県を中心に鳥取県等から入荷したが、前週比は18%の減少となった。天候がよいことから荷動きはよく、千葉県産の価格は強含みとなった。

こだますいか 茨城県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比は25%の減少となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

マンゴー 宮崎県産が終盤に入るが、沖縄県産の入荷が増えたため、前週比は40%の大幅な増加となった。宮崎県産の販売が終盤に入っているため、イタミ果の発生が見え始めている。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2021年6月第3週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん3080104せりハウス佐賀0.33-
相対ハウス佐賀0.33-
りんご11381161せりふじ青森103,910
相対ふじ青森103,780
びわ241130せり長崎0.25-
相対長崎0.25-
もも109360192せり山梨54,882
相対山梨54,968
さくらんぼ4016461せり佐藤錦山形0.2464
相対佐藤錦山形0.2531
ぶどう22110119せりデラウェア大阪0.3-
相対デラウェア大阪0.3385
アールスメロン189196せり静岡11,909
相対静岡11,793
貴味メロン62110110せり茨城5-
相対茨城52,138
クインシーメロン2557110せり茨城5-
相対茨城52,268
アンデスメロン2467106せり茨城52,268
相対茨城52,290
すいか3108296せり千葉13-
相対千葉133,132
こだますいか637556せり茨城83,564
相対茨城82,290
マンゴー6140123せり宮崎16,048
相対宮崎16,350
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/