連休後で買い気はいまひとつ

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年5月第2週(5月8日〜5月14日)の概況より。

日ごとの動き

13日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の減少。

1日平均取扱数量は総量1,169t(前週比81%、前年同期比91%)。このうち鮮魚類は548t(前週比86%、前年同期比84%)、冷凍魚類は229t(前週比79%、前年同期比106%)、塩干加工品は392t(前週比75%、前年同期比93%)。

5月8日(金) 週末の取引、連休後で買い気は弱め。スルメが小反発、サバ、ブリ、メジがそれぞれ保合圏内、相場全体では保合

5月9日(土) 休市前の取引、買い気はまずまず。カツオの千葉産が倍値に急伸、アジは1割上伸、対してサバは1〜2割下落、スルメは1割反落、イワシは小動き、相場全体では区々

5月11日(月) 休市明けの取引、入荷は多いが荷動きは低調。カツオが2〜3割反落、サバは2〜3割続落、ブリは2割下落、アジは1〜2割反落、相場全体では下落

5月12日(火) 休市前の取引、入荷は減ったが買い気はいまひとつ。スルメは小反発、ブリは強保合、カツオは区々、相場全体では強保合

5月14日(木) 休市明けの取引、順調な入荷だが荷動きは低調。スルメが小幅続伸、アジは小幅下落、イワシは軟調、サバは小動き、相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎や鳥取、中小型が石川や富山を主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格は中型が1割高、中小型がわずかに上昇

サバ 千葉や三重を主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格はほぼ変わらず。

イワシ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は一割弱安。

スルメイカ 石川や福井を主体に入荷。数量は前週に比べ42%減少し、価格は約1割安。

カツオ 千葉や鹿児島を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は約0.5割高。

主な水産物の市況(2020年5月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ26.28067各地3,241
海外2,814
メバチ47.271109各地※冷凍873
アジ44.28959長崎ほか518
石川ほか中小446
サバ288692千葉ほか277
イワシ39.596181石川248
スルメイカ7.658109石川ほか1,058
冷スルメイカ1.911233各地-
サンマ3.86883各地解凍-
カレイ18.98188北海道378
青森ほかマコ396
北海道アカ473
北海道アサバ432
ハマチ26.2107208愛媛ほか野〆918
塩サケ14.47473北海道トキ1,890
北海道アキ972
タラ類1183138岩手ほか720
宮城ぶわ1,080
カツオ17.69837千葉ほか756
キンメダイ10.37792東京ほか1,512
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/