豚インフルエンザ感染患者が増加

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.16(2012.08.08)を発表した。米国での豚インフルエンザ患者は12人増えて、累積29人となった。英国ではイタリア産オリーブ製品からボツリヌス毒素を検出した。

注目記事

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】豚インフルエンザ感染患者が増加

 米国での豚インフルエンザ患者が新たに12人増加し、累積29人となったと発表した。州別の新規患者数は、ハワイ(1)、オハイオ(10)、およびインディアナ(1)。

 このウイルスは 2011 年 7 月以降に検出された17例と同様、ヒトインフルエンザウイルス由来のマトリックス遺伝子を有している。

 今回報告された患者はすべて発症前に展示会(農業フェア)などでブタと直接・間接的に接触していた。オハイオ州の患者10人は発症したブタがいたとされる展示会に参加していた。インディアナ州の患者もブタがいた展示会に参加していた。CDC は、安全かつ衛生的に展示会を楽しむために参加者が実行可能な予防策を引き続き推奨している。

【英国健康保護庁(UK HPA)】イタリア産オリーブ製品に関するボツリヌス汚染の注意喚起

 英国健康保護庁(UK HPA)は、Oxfordshire州の住民 1人がボツリヌス症で入院したことを受けて検査を実施し、イタリア産瓶詰めオリーブ製品からボツリヌス毒素を検出した。7月25日時点で新たな患者は確認されていない。

 英国食品基準庁(UK FSA)は、当該瓶詰めオリーブ製品を購入した消費者に対し、これらの製品を喫食せずに、各地方自治体の環境衛生部に連絡するよう求めている。

 英国ではボツリヌス症は珍しい。

(注目記事のまとめ:FoodWatchJapan編集部)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html

食品安全情報(微生物)No.16(2012.08.08)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2012/foodinfo201216m.pdf

今号の目次

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】
1. 豚インフルエンザA(H3N2)ウイルス変異株(H3N2v)の感染患者が12人増加(累積29人):ブタと接触する際の暫定的な予防策を引き続き推奨
2. 牛ひき肉に関連して複数州で発生しているサルモネラ(Salmonella Enteritidis)感染アウトブレイク(7月23日、8月6日付更新情報)
3. 生のマグロ中落ち削ぎ落とし製品に関連して複数州にわたって発生したサルモネラ(Salmonella Bareilly、Salmonella Nchanga)感染アウトブレイク(最終更新)
4. 複数州にわたって発生した志賀毒素産生性大腸菌O145感染アウトブレイク(最終更新)
5. 生きた家禽に関連して複数州で発生しているサルモネラ(Salmonella Hadar)感染アウトブレイク(初発情報)
6. 生きた家禽類に関連して複数州で発生しているサルモネラ(Salmonella Montevideo)感染アウトブレイク(2012年7月31日付更新情報)

【欧州疾病予防管理センター(ECDC)】
1. 欧州数カ国で発生しているサルモネラ(Salmonella Stanley)感染アウトブレイクに関する迅速リスク評価
2. 食品および水由来の6種類の病原体に関する欧州各国リファレンス検査機関の検査能力(ECDCが調査報告書を発表)

【欧州委員会健康・消費者保護総局(EC DG-SANCO)】
1. 食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF:Rapid Alert System for Food and Feed)

【欧州食品安全機関(EFSA)】
1. 欧州食品安全機関(EFSA)の2011年次報告書

【英国健康保護庁(UK HPA)】
1. イタリア産オリーブ製品に関するボツリヌス汚染の注意喚起(患者発生)

【英国食品基準庁(UK FSA)】
1. ボツリヌス症に関する注意喚起(患者発生)
2. 魚の冷凍要件を緩和
3. 英国食品基準庁(FSA)が2011/12年次報告書および決算報告書を発行

【オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)】
1. 畜産農場がもたらす近隣住民への感染リスク

【ProMed mail】
1. コレラ、下痢、赤痢最新情報