2012年食の10大ニュース[10]

  1. 米国で記録的大干ばつ
  2. 牛肉検査の月齢制限見直しへ
  3. ブラジルでBSE発生
  4. 遺伝子組換え表示とTPP
  5. 食品表示の一元化への見直しホットに
  6. 阿南氏消費者庁長官に
  7. 遺伝子組換えトウモロコシのとんでもラット試験悪影響話題にならず
  8. 牛(豚)レバーの生食禁止
  9. 米国FDAが成長を早めた遺伝子組換え鮭にリスクなしとの環境影響評価を公表
  10. 2040年の食品市場についての調査報告

1. 米国で記録的大干ばつ

 日本のお客様には大変ご迷惑をおかけしています。南米が比較的豊作であったため、パニックにはならず。来年の順調な天候を祈念。

2. 牛肉検査の月齢制限見直しへ

 ここまで来たもののピュアサイエンスとレギュラトリーサイエンスの境界はまだはっきりしないようです。

3. ブラジルでBSE発生

 ついに。

4. 遺伝子組換え表示とTPP

 遺伝子組換え表示が米国の圧力で排除されるとのうわさ。TPPでなくても関連業界は要求するが、TPPだからと言って要求が強くなることはないと思いますが。

 逆に日本が導入を米国に要求すればいいのでは?

5. 食品表示の一元化への見直しホットに

 意見陳述を聞いて(読んで)いると、一部消費者団体には、やはりディベートして物事を決めていくという能力が相変わらず欠如しているような。

6. 阿南氏消費者庁長官に

 消費者活動の雄に期待。

7. 遺伝子組換えトウモロコシのとんでもラット試験悪影響話題にならず

 遺伝子組換えトウモロコシがラットに悪影響を与えるという試験結果が報告されましたが、その実験内容の粗さに反論続出。

 日本でも話題にならず、科学に対するメディアリタレシーが向上したか。

8. 牛(豚)レバーの生食禁止

 自己責任でというには、リスクが大きすぎます。

9. 米国FDAが成長を早めた遺伝子組換え鮭にリスクなしとの環境影響評価を公表

 12月21日付のクリスマスプレゼント……?

10. 2040年の食品市場についての調査報告

 手前みそながら、アメリカ穀物協会と米国大使館でFood2040という調査を報告。個食化、調理済み食品の浸透、低価格追求とニッチ化による高付加価値食品需要の二極化が進むと。

●FOOD 2040
http://www.usdajapan.org/food2040/


2012年の10大ニュース
《特別企画》2012年食の10大ニュース[一覧]
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About 浜本哲郎 2 Articles
アメリカ穀物協会日本代表ディレクター はまもと・てつお 在日米国大使館海外農務局(貿易政策とバイオテクノロジーを担当)、日本モンサント(バイオテクノロジーに関する情報提供プログラムを担当)を経て、2008年8月より現職。