8月の外食産業は前年クリア。洋風FFSが客数落とす

日本フードサービス協会(JF)は2013年8月外食産業市場動向調査を発表した。

全体は、客単価が2.2%上昇、客数が0.1%減、売上高は2.0%増で、ほぼ前年並みという結果。

JFでは、猛暑、豪雨などの天候不安定による「客足への影響が懸念されたが、昨年より土曜が1日多く、夏季休暇シーズンともあいまって全体の客数はほぼ前年並み」だったとしている。

売上高の前年同月更新は4カ月連続。

事業所数(n=223)、店舗数(n=32,116)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 102.0% 101.5% 99.9% 102.2%

ファストフード

ファストフードの全体は、客単価が2.7%上昇、客数が1.1%減、売上高は1.5%増。麺類と和風が牽引した。

洋風は、客単価が6.3%上昇して客数が6.8%の減。売上高は0.9%減となった。

和風は、客単価が1.8%低下、客数が6.3%増、売上高は4.3%増。

麺類は、客単価が1.2%低下、客数が9.6%増、売上高は8.2%増。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客数と売上高が前年同月未達ながらほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=61)、店舗数(n=17,181)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 101.5% 101.7% 98.9% 102.7%
洋風 99.1% 99.5% 93.2% 106.3%
和風 104.3% 102.4% 106.3% 98.2%
麺類 108.2% 109.0% 109.6% 98.8%
持ち帰り米飯/回転寿司 99.6% 99.4% 99.9% 99.7%
その他 106.6% 102.7% 105.1% 101.4%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの全体は、客単価が1.5%上昇、客数が2.4%増、売上高は4.0%増。和風と焼き肉がやや好調だった。

洋風は、ほぼ前年並みに推移した。

和風は、客単価がほぼ前年並みで、客数が5.2%増、売上高は6.0%増となった。

中華は、客単価がほぼ前年並みで、客数が4.5%増、売上高は4.2%増となった。

焼き肉は、客単価が2.1%上昇しながら客数が7.4%増、売上高は9.7%増となった。

事業所数(n=60)、店舗数(n=9,910)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 104.0% 101.4% 102.4% 101.5%
洋風 102.2% 100.7% 100.9% 101.2%
和風 106.0% 102.2% 105.2% 100.8%
中華 104.2% 105.3% 104.5% 99.8%
焼き肉 109.7% 98.6% 107.4% 102.1%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、ほぼ前年並みに推移した。

居酒屋は、客単価がほぼ前年並みで、客数は3.0%減、売上高は3.5%減となった。

事業所数(n=35)、店舗数(n=2,250)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 97.6% 99.4% 98.3% 99.3%
パブ・ビアホール 102.2% 100.9% 102.9% 99.3%
居酒屋 96.5% 99.2% 97.0% 99.5%

ディナーレストラン

ディナーレストランは、ほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=29)、店舗数(n=408)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.1% 100.0% 99.1% 101.0%

喫茶

喫茶は、ほぼ前年並みに推移した。

事業所数(n=18)、店舗数(n=1,894)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 99.6% 100.4% 98.1% 101.5%

その他

事業所数(n=20)、店舗数(n=473)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 107.9% 111.8% 109.8% 98.3%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/