再考・ワイン物流改善 72

天然コルク栓ボトルのワインを縦箱正立輸送で乾燥萎縮させない方法

ワインを運ぶ際、縦箱正立状態としたほうが品質が保たれるとすれば、天然コルク栓ボトルで問題となるのは、コルクの乾燥萎縮だ。それを回避するために輸送時間の短縮を提案したが、一方で乾燥萎縮を遅らせるか止める方法はある。最も取り組みやすいのは、フィルムで包んでしまうことだろう。

再考・ワイン物流改善 71

中国で偽ワインが問題化。中・小型直行コンテナ船へのシフトを勧めるもう一つの理由

昨今、中国でのワイン需要が高まるにつれて偽ワイン流通も横行するようになっている。輸入するワインをそうした地域にあるハブ港を経由させるにはリスクがあると考えざるを得ない。その点からも、中・小型直行コンテナ船採用を推奨する。

再考・ワイン物流改善 70

液体の撹拌を起こさない製造・輸送プロセス(2)

撹拌を抑えるように製造し瓶詰めしたワインを運ぶ場合、やはり撹拌を抑えるには縦箱正立状態で輸送すべきである。ただし、天然コルク栓の場合は、コルクの乾燥でダメージを起こす前に輸送を終える必要がある。これはハブ港を他国に奪われた今日の日本には難しいように考えられるが、どうも時代は変わっ […]

再考・ワイン物流改善 67

撹拌による品質劣化――清水健一氏の水クラスターによる説明から考える

酒販店を経営してきた経験とテイスティングなどの実験から、撹拌した酒類の品質は低下することは間違いないと言える。知りたいのはそのようになるしくみだが、この解明はまだなされていない。その中で、清水健一氏の著書にある熟成の説明に糸口がありそうに見ている。さらに多くの方が関心を持ち、検証 […]

再考・ワイン物流改善 65

縦箱正立輸送が普及すれば評価されるワインが変わる

縦箱正立輸送と平箱横臥輸送でワインの品質はどう変わるか。ブルゴーニュのヴァン・ド・ターブルをそれぞれの梱包で輸入して実験してから10年後、地下セラーにあった、実験の最後のセットを観察し、テイスティングした。結果は初回から3年後までの比較のときよりも大きな違いを生じていた。ワイン業 […]

再考・ワイン物流改善 64

縦箱正立と平箱横臥の差を確かめる

ワインを縦箱に収めて正立輸送した場合と、平箱に収めて横臥状態で輸送した場合とで、輸送荒れはどれほどに違うものか。国内での簡易実験の後、実際にフランスの産地から日本への輸送過程での実験を模索したが、これには障害があった。というのは、縦箱正立輸送の場合、コルクが乾燥萎縮してワインがダ […]

最近のワイン用コルク栓の例。左の2点は右の1点とは色合いが異なり、とくに赤ワインと接していた部分の着色のしかたに特徴がある
再考・ワイン物流改善 63

天然コルク栓は本来ワイン・ボトルに適したものではない

そもそもコルクは通気性を持っており、ワイン・ボトルの栓として適当なものではない。しかし、その欠点を取りつくろうために、「ワインは呼吸する」などの風説が流されたと考えられる。半面で業界ではコルク栓の欠点は自覚されており、コーティングなどのさまざまな改良が行われている。