本膳
スクリーンの餐

家族のギョーザvsすき焼き

前回に続き年末企画として、今年公開された映画の中で印象的な食べ物や飲み物が出てきた映画を私rightwideが独断と偏見で洋画と邦画に分け10本ずつセレクトし発表する。今回は邦画のベスト10をご紹介。
三色団子
スクリーンの餐

「もらとりあむタマ子」のお父さんの料理

現在公開中の「もらとりあむタマ子」(2013)は、食べ物と心理やシチュエーションの組み合わせが面白い。 アイドルと鬼才の競演  本作は元AKB48の前田敦子の「もし高校野球のマネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」(2011)、「クロユリ団地」(2013)に続く主演第3作で、「リンダ リンダ リンダ」(2005)、「松ヶ根銃乱射事件」(2007)、「マイ・バック・ページ」(2011) […]
コーンブレッドを食べるジョン
スクリーンの餐

「グリーンマイル」のコーンブレッド

11月の第4木曜日(今年は28日)はアメリカの祝日の一つ、サンクスギビングデイ(Thanksgiving Day/感謝祭)。今回はその祝日とゆかりの深い、アメリカ独特の食べ物であるコーンブレッドが重要な意味を持つ「グリーンマイル」(1999)を取り上げる。
ホットドッグを一口かじるハリー
スクリーンの餐

ダーティハリーとホットドッグ

大リーグ観戦の定番メニューであったり、早食い選手権が話題になるなど、アメリカ文化に根付いているホットドッグであるが、今回はそれが映画の中で印象的に使われた例としてクリント・イーストウッド主演の「ダーティハリー」シリーズを取り上げたい。
「はじまりのみち」で木下監督らが母をリアカーで引いて疎開させた道のり
スクリーンの餐

「はじまりのみち」「破れ太鼓」――木下惠介のカレーライス

昨年は日本映画の黄金時代を支えた映画監督の一人である木下惠介監督の生誕100周年ということで、海外の映画祭などで特集上映が行われ、彼の伝記映画である「はじまりのみち」(2013年公開)もクランクインした。今回はこの映画を通して、彼の作品と食べ物の関わりなどについて述べていく。 漬物嫌いの漬物屋の息子  木下惠介(本名:木下正吉)は1912年12月5日に静岡県浜松市伝馬町で、父・周吉と母・たまの間に […]
ルート66
スクリーンの餐

踏み潰し搾られるブドウたち

今回紹介する「怒りの葡萄」(1940)はスタインベックがピューリッツァー賞を受賞した原作の映画化である。「荒野の決闘」(1947、本連載46参照)と同じく、ヘンリー・フォンダが主演しジョン・フォードが監督を務めた。第13回アカデミー賞では監督賞と主人公の母親役を演じたジェーン・ダーウェルが助演女優賞を獲得している。 ダストボウルとオーキーズ  物語は1930年代前半のアメリカ中部オクラホマ州から始 […]